コンサルタント業界では常識のフレームワーク、Why soとは?
これから新しいスキルを得たい、転職したい、転職したばかりという方。また少しでも即戦力になりたい、少しでも周りよりできる人として評価されたいと思っている方も多いでしょう。どんな業界・業種に行ってもロジカルに物事を考えるというのは、非常に重要なスキルの一つです。そんな中でもコンサルタント業界で常識とも言えるWhy Soというフレームワークについて紹介します。意味と使い方を知って一回り成長した自分を目指しましょう。
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なぜを深掘りしろ!と上司に言われたことはありませんか?実はこの思考を持つことで課題の根本や本質が見え、劇的な改善を見込めるからです。
これをコンサル業界では「Why So」と言います。今回はこちらのフレームワークを具体例を交え解説していきます。
Why Soとは
Why Soはロジカルシンキング(論理的思考)をするときに用いるフレームワークです。英語のWhyから分かるように「なぜ、なぜそうなる」という意味を持ち、原因や理由などを追及する考え方です。
単純に理由を追及するだけではなく「理由の理由」を探し、根本的な原因を見つけることや問題を客観視するという点において大きな意味を持つ考え方です。
Why Soの目的
Why Soのフレームワークはあらゆる場面で活かすことが出来ます。
例えば、「なぜ売上が上がらないのか」「なぜこの商品を売るのか」などありとあらゆる物事には必ず理由があり、それをWhy Soのロジカルシンキング法を用いることで問題や原因を浮き彫りにし、課題や改善点を見つけ出すことが出来ます。
「理由の理由」をWhy Soと繰り返し考えることで根本的な原因を探っていきます。そして段階的に原因を改善していくことで良い結果が生まれることを期待できます。
具体例
ではWhy Soの具体例を挙げてみましょう
人手不足の原因
クライアントであるA社が人手不足に悩んでいるとします。そこでWhy Soの考え方を用い、「なぜ」か考えてみましょう。
人手不足の原因として低賃金や長時間労働など様々な問題点が見えてきました。ではなぜ低賃金・長時間労働が起こったのでしょうか。ここでもまたWhy Soのフレームワークを用いて段階的に原因を掘り下げていきます。
そうすると売上の低迷、セールスマンが事務仕事に追われ外回りができない実態、業務の効率が悪いことに気がつくことが出来ました。
社員間のモチベーション問題
会社全体に活気がなく、社員のモチベーションが低く、離職率が上がっているA社。ここでもWhy Soを使いましょう。
原因が社員同士のコミュニケーションが低いことが判明しました。さらにWhy Soの考え方を使うと、パーティションで仕切られた閉鎖的な空間が原因であると推測されました。
オフィスのレイアウトを変えたり、ランチ代・飲み会代を会社が負担することで改善が可能となります。
まとめ
Why Soは理由・原因を下がるためのフレームワークです。実はコンサルタント業以外にも他の業界でも無意識的に使われていたり、日常生活でも知らず知らずに原因を追及していることがあるでしょう。Why Soに置いて重要なことは2つ。
- 問題を主観的ではなく客観的・多角的な視点から見ること
- 繰り返しWhy Soと問いかけ根本的な課題が見つかるまで原因を追及していくこと
ついついこの2点を重視することを我々は忘れがちなので留意しておきましょう。
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