Javaの可変長引数の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaの可変長引数の使い方について解説しています。可変長引数では、引数の個数を状況に応じて変えることができます。可変長引数の書き方と基本の使い方を知っておきましょう。
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Javaの可変長引数の使い方について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
可変長引数の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
可変長引数とは
可変長引数とは、引数の数が決まっていない引数のことです。型が同じであれば任意の数設定することができます。メソッドの定義側では配列と同じように扱います。
可変長引数の書き方
メソッド定義側で型と引数名の間に…を入れて書きます。
例)static void Method(String... s) {}
メソッド呼び出し側は引数を通常通りカンマ区切りで定義します。
例)Method("ABC", "DEF", "GHI");
異なる複数の型の引数を指定したい場合は、最後の引数として可変長引数を定義することができます。
例)static void Method(int i, byte b, String... s) {}
可変長引の後に別の引数を定義することはできません。
例)static void Method(String... s, int i ) {} ※コンパイルエラー
また、呼び出し側で直接配列を指定することも可能です。
実際に書いてみよう
import java.util.Arrays; public class Sample { public static void main(String[] args) { // 引数に"あ"を設定してメソッド呼び出し System.out.println("引数:"あ""); Method("あ"); // 引数に"ABC","DEF","GHI"を設定してメソッド呼び出し System.out.println("引数:"ABC","DEF","GHI""); Method("ABC", "DEF", "GHI"); // 引数に配列を設定してメソッド呼び出し String[] ar = {"1","2","3"}; System.out.println( "引数:" + Arrays.toString(ar)); Method(ar); } static void Method(String... s) { // sは配列の扱い // sの要素の数だけfor文で処理を繰り返す for (String str : s) { // 要素を出力 System.out.println(str); } } }
実行結果は
引数:"あ" あ 引数:"ABC","DEF","GHI" ABC DEF GHI 引数:[1, 2, 3] 1 2 3
となります。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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