Pythonのurllib.requestモジュールとよく使うurlopenの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonのurllib.requestモジュールの使い方について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

urllib.requestモジュールとは

urllibモジュールは、PythonでURLを扱うためのモジュールです。

urllib.requestモジュールは、その中でも特にHTTPリクエストの送信に特化したモジュールです。
 

urllib.requestモジュールの使い方

最もよく用いるのはurlopenメソッドです。
指定したURLにアクセスして内容を取得します。

 

u = urllib.request.urlopen(<url>)
try:
  # uに対して操作
finally:
  u.close()

 
with-as構文を使うと、close処理を省略できます。
 

with urllib.request.urlopen(<url>) as u:
  # uに対して操作

 
詳細は公式のリファレンスを参照してください。
 

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実際に書いてみよう

サンプルコード

import urllib.request

with urllib.request.urlopen('http://www.example.org/') as response:
  print(response.getcode())
  print(response.info())
  
  with open('output.html', 'w') as save_file:
    print(response.read().decode(), file=save_file)

 

実行結果

コンソールに以下の内容が表示されました。
また、カレントディレクトリにoutput.htmlファイルが保存されました。
 

200
Cache-Control: max-age=604800
Content-Type: text/html; charset=UTF-8
Date: Sat, 22 Jun 2019 02:31:31 GMT
Etag: "1541025663+ident"
Expires: Sat, 29 Jun 2019 02:31:31 GMT
Last-Modified: Fri, 09 Aug 2013 23:54:35 GMT
Server: ECS (sec/96DC)
Vary: Accept-Encoding
X-Cache: HIT
Content-Length: 1270
Connection: close

 

解説

urllib.requestモジュールをインポートしました。
urlopenで http://www.example.org というURLにアクセスしました。
getcodeメソッドでHTTP応答コードを取得しました。200で成功とわかります。
infoメソッドでHTTP応答ヘッダ情報を表示しました。
readメソッドでHTTP応答本体を読み出し、output.htmlというファイルに書き込みました。

 

監修してくれたメンター

橋本紘希 システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。

 

 

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