wgetをPythonで実装する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにwgetをPythonで実装する方法について現役エンジニアが解説しています。wgetとは、UNIX, Linux環境で使われているコマンドで、インターネット上のファイルを取得できます。Pythonのurllibモジュールを使います。
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wgetをPythonで実装する方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
wgetをPythonで実装する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
wgetとは
wgetとは、UNIX, Linux環境に広く搭載されているコマンドです。HTTP, HTTPS, FTP, FTPSといったプロトコルを使用し、インターネット上のファイルを取得できます。
多数のファイルを一括取得したり、シェルスクリプト(バッチファイル)で処理を自動化したりする際に頻繁に用いられます。
wgetのインストール方法と使い方
環境によっては、wgetコマンドがデフォルトでインストールされています。
RedHat系のOSの場合、yumコマンドで追加インストールします。
yum install wget
Debian系のOSの場合、aptコマンドで追加インストールします。
apt install wget
Webページ(HTMLファイル)を取得し保存するコマンド例は以下の通りです。
コマンドを実行すると、カレントディレクトリにindex.htmlファイルが保存されます。
wget http://techacademy.jp/magazine/wp-content/uploads/2017/07/index.html2_-620x437-e1499391542321.png
wgetをPythonで実装する方法
ここではwgetと同等の機能(指定したURLのファイルを取得し保存する)をPythonで実装してみます。
URLを扱うには、urllib.request.urlopenメソッドが便利です。
実際に書いてみよう
ソースコード
import urllib.request url = 'http://www.example.org' with urllib.request.urlopen(url) as u: with open('index.html', 'bw') as o: o.write(u.read())
実行結果
指定のURLから取得した、index.htmlファイルが、カレントディレクトリに保存されました。
解説
1行目でurllib.requestモジュールをインポートしました。
4行目でurlopenメソッドを呼び出しました。クローズ処理を容易にするため、with-as構文を使いました。
5行目で出力先のファイルを開きました。バイト文字列を読み書きするため、bオプションを指定しました。
6行目でURLから読み取った内容を、ファイルに書き出しました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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