コマンドラインでphpinfo()を実行する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにコマンドラインでphpinfo()を実行する方法について解説しています。phpinfo()はphpの設定情報を表示する関数です。今回はphpinfo関数をコマンドラインで実行する場合の書き方を覚えましょう。
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コマンドラインでphpinfo()を実行する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、PHPに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
コマンドラインでphpinfo()を実行する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
[PR] PHPを学んで未経験からWebエンジニアを目指す方法とは
phpinfo コマンド
ここでは、phpinfo関数の意味などについてみていきましょう。
phpinfo関数とは
phpinfo関数はPHPの設定情報を表示する関数です。
phpのインストール後の起動確認や設定情報の確認に使われます。
phpinfo関数を使って設定情報を表示する方法は、以下になります。
- ブラウザに結果を表示する
- コマンドライン上に表示する
1.のブラウザに表示する方法では、設定情報が項目ごとに綺麗に整えられて表示されるため、見た目に分かりやすく初心者向きです。
実行してみよう
phpinfo関数を実行してみましょう。
Webサーバー上に次のようなindex.phpファイルを用意して保存します。
<?php
phpinfo();
ブラウザを開いて URLにlocalhost/index.phpと入力し、アクセスすると以下の画像が表示されます。
この画面では、PHPのバージョンが7.3.20であること、またPHPが読み込んでいる設定ファイルのパスがC:xamppphpphp.ini であることなどが分かります。
コマンドラインで実行する方法との比較
見た目も分かりやすい表示方法であるものの、ファイルを作成しWebサーバーを立ち上げる手間がかかります。
しかし、2.のコマンドライン上に表示する方法はより簡単で、コマンド一行だけで実行することが可能です。
コマンドラインとは
ここまで、コマンドラインについてみていきましょう。
コマンドライン( CUIの画面 )
コマンドラインとは、ユーザーがOSに対して文字列だけでソフトウェアなどを実行するCUI画面のことを指します。
コンピューターがユーザーからの指示を受け付ける窓口と考えるとわかりやすいかもしれません。
WindowsのようなデスクトップOSを使うときはGUIで直感的に操作することが多いといえます。
サーバーの管理などでLinuxを使用する時にはGUIの操作だけでは完結できないことが多く、コマンドラインの操作は避けて通れません
そのため、ある程度コマンドラインでの操作方法について慣れておくと便利でしょう。
実際に起動するソフトウェア
実際にコマンドラインを利用する場合は、専用のソフトウェアを起動するものの、使用するOSによって呼び名が変わります。
例えば、Windowsでは、コマンドプロンプト、MacやLinuxならターミナルや端末と呼びます。
基本的な操作方法はどれも同じです。
起動すると黒い画面が表れ、カーソルが点滅します。
カーソルがある場所にコマンドを入力し、実行結果が同じ画面に出力されるでしょう。
さらにコマンドを入力して、という風に対話的にPCとやり取りすることが可能です。
コマンドラインでphpinfo()を実行する
コマンドラインでphpinfo関数を実行する方法を見ていきましょう。
コマンドプロンプトの起動
ここからは、Windows上で実際にコマンドプロンプトを起動してphpinfo()を実行します。
想定している実行環境はWindows10であるものの、他のバージョンでも実行方法はほぼ同じです。
Windows10のスタートメニューから、windowsシステムツール > コマンド プロンプトをクリックしましょう。
phpinfo()の実行
次に、rオプションを付けてphpinfo関数をphpコマンドで実行します。
(rオプションは、PHPコードをPHPのスクリプトタグ無しに実行可能です。)
php -r 'phpinfo();'
または、php -iでも同じです。
実行すると以下のようにコマンドプロンプト上に設定情報が表示されます。
文字だけがまとまって表示される為、少し初心者には見づらいです。
また、表示が一度に流れるため、細かく見たい場合は結果の内容を次にご紹介する方法でファイルに落としてみると良いでしょう。
任意の名前のファイルに落とす
前述の通り、コマンドプロンプト上に表示するだけでは、使いにくいため、設定情報をファイルに保存する方法を見ていきましょう。
リダイレクトで出力先を変更
コマンドプロンプトでコマンドを実行した時の出力先は、通コマンドプロンプトの画面に設定されています。
phpinfo()を実行すると結果が画面に出力されるでしょう。
任意のファイルへ出力先を切り替えたい場合は、 以下のようにリダイレクト ( > ) を使います。
コマンド > ファイルへのパス
コマンドの実行結果の出力先が指定されたファイルに変更されます。
例として、C:Usersユーザー名Documentsconfフォルダ内にphp.iniというファイル名でphpinfo()の実行結果を保存したい場合は以下のように入力しましょう。
php -r 'phpinfo();' > C:Usersユーザー名Documentsconfphp.ini
入力した場合、php.iniファイルへphpinfo()の実行結果が出力されます。
出力ファイルの活用
設定情報をファイルに落とせば、通常のテキストファイルを扱う要領で必要に応じて、ファイル内の情報を検索したり、抽出したりなどが可能です。
一つの利用例として、設定情報にはPHPの拡張モジュールの情報があります。
PHPのライブラリの中には特定の拡張モジュールが無いと動作しないものがあり、そのような場合に、ファイルとしていつでも出力できれば、関連するモジュール情報の確認がしやすくなるでしょう。
まとめ
この記事では、phpinfo()コマンドを使ったPHPの設定情報を取得する方法とファイルに保存する方法を解説しました。
PHPの設定情報の確認は、PHPの実行環境の構築や管理に欠かせない作業です。
そのため、必要な時に迷わないように一度使い方を整理してみましょう。
執筆してくれたメンター
メンター安野
Webアプリケーションエンジニアとして長年健診業界で業務システムの開発に従事してきました。 TechAcademyではPHP/Laravelコースを担当しています。 開発実績: 健康診断システム、電話予約システム、検査管理システム、各種データ処理ツール |
コマンドラインでphpinfo()を実行する方法がよく分かったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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