Javaのバージョンの比較と新機能などについて現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaのバージョンの比較と新機能などについて解説しています。Javaの歴史と現在のバージョン、各バージョンでどのような機能が追加されていったかについて見てみましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
この記事では、JavaでCSVファイルを読み込む方法について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Javaのバージョンの比較と新機能などについて詳しく説明していくね!
お願いします!
近年のJavaのバージョン変更の変遷
Javaの開発は1991年から開始されました。
プロジェクトチームは家電製品企業向けのソフトウェアを提供することを目的としていましたが、その過程で「ハードウエアに依存しないソフトウエア」の開発を目標とするようになりました。
家電に組み込まれるプロセッサ(ソフトウェアを実行するハードウェア)の技術進歩の度にプログラムを作り直さなくてもいいようにするためです。
当初はC++言語の拡張が考えられましたが、不十分であるとして後にJavaとなるGreenOSとOakプログラミング言語の開発が始まり、1996年にJava 1.0がリリースされました。
2019年現在の最新バージョンは Java SE 12 です。
Java SE 6 (2006年)
Java SE 7 (2011年)
Java SE 8 (2014年)
Java SE 9 (2017年)
Java SE 10 (2018年)
Java SE 11 (2018年)
Java SE 12 (2019年)
バージョンの比較と主な新機能などについて
Java SE 8で新しく導入された機能に
- ラムダ式
- Date and Time API
があります。
ラムダ式は次のように記述します。
インターフェース名 変数 = ( 引数 ) -> { メソッドの処理内容を記述 }
ラムダ式は関数型インターフェース(抽象メソッドを1つ持つインターフェース)を実装するためののソースを簡素に記述できるというメリットがあります。
Date and Time APIは、従来は日付や時間を扱うAPIとしてDate、Calendar等のクラスがありましたがこられに変わる存在として導入されました。
データを格納するクラスは保持する要素やタイムゾーンの有無によって選べ、データ保持と日付計算が一つのクラスで可能となりました。
Java SE 10 では
- ローカル変数型推論
の機能が新しく追加されました。
Java8から導入されているラムダ式の記述でも型宣言を省略できましたが、ローカル変数宣言時にも型宣言を省略できるようになりました。
変数に代入される値を元に自動的に型が決定されます。
Java SE 11 では
拡張子.javaのファイルの直接実行が可能になりました。(従来通りコンパイルしてからの実行も可能です)
注意点
Javaをアップデートする際には、新しいバージョンを使うことで既存のプログラムが今まで通り動作するかを確認する必要があります。
例えばJavaFXは11以降サポート対象外となります。アップデートの前にバージョンによる機能の互換性の確認が必須となります。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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