PHPで日本語をJSON形式に変換する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPHPで日本語をJSON形式に変換する方法について解説しています。JSONとは、テキストベースのデータフォーマットです。PHPではjson_encode関数を使ってJSON形式にエンコードすることが出来ます。日本語はUnicode文字に変換されて格納されます。
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今回は、PHPで日本語をJSON形式に変換する方法について解説します。
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、PHPに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
PHPで日本語をJSON形式に変換する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
JSONとは
JSONとは、JavaScript Object Notationの略で、テキストベースのデータフォーマットです。
元々はJavaScriptで構造化されたデータを記述するための規格として公開され、記述が容易かつ人が理解しやすいため、データ交換のフォーマットとして広く使われるようになりました。
Ajaxでのデータ交換や、APIとの通信などでも使われています。基本的なフォーマットは、{ } の中に、ダブルクォーテーション(“)で囲んだ変数名と値をコロン(:)で区切って指定します。
{ "name": "Sato" }
また、カンマ(,)で区切ることにより、複数の変数名と値を指定することができます。
{ "name": "Sato", "mail": "sato@example.com"}
json_encodeとは
json_encodeとは、PHPで変数をJSONに変換(エンコード)するための関数です。変数は整数、少数、文字列、配列など変換したい値を引数として取り、JSON形式の文字列を返します。
json_encode (変換したい値, オプション, 深さ)
※オプションと深さの説明は省略します。引数を省略した場合でも、デフォルトの値が入るため動作します。
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json_encodeの基本
それでは、配列を定義してjson_encodeで変換してみます。
$a = ["name" => "Sato", "mail" => "sato@example.com"]; $a_json = json_encode($a); var_dump($a); var_dump($a_json);
こちらを実行すると、下記のような結果になります。
array(2) { ["name"]=> string(4) "Sato" ["mail"]=> string(16) "sato@example.com" } string(41) "{"name":"Sato","mail":"sato@example.com"}"
このように、配列形式から、JSONフォーマットの文字列に変換されます。
日本語をJSON形式に変換する方法
JSONの文字コードはUnicodeのため、日本語はUnicode文字に変換されます。
$a = ["名前" => "佐藤", "メールアドレス" => "sato@example.com"]; $a_json = json_encode($a); var_dump($a); var_dump($a_json);
こちらを実行すると、下記の結果になります。
array(2) { ["名前"]=> string(6) "佐藤" ["メールアドレス"]=> string(16) "sato@example.com" } string(95) "{"u540du524d":"u4f50u85e4","u30e1u30fcu30ebu30a2u30c9u30ecu30b9":"sato@example.com"}"
このように、JSONの日本語はUnicode文字に変換され、 “{“u540du524d”:”u4f50u85e4″,”u30e1u30fcu30ebu30a2u30c9u30ecu30b9″:”sato@example.com”}” のようになります。
データのやり取りであれば、送信側と受信側でエンコードを合わせればこのままで問題ありませんが、データの表示などで日本語としてそのまま表示・確認したい場合があります。
その時は、json_encode関数の2つ目の引数にJSON定数のJSON_UNESCAPED_UNICODEを指定します。
こちらを指定すれば、日本語の文字コードがそのままでJSON形式に変換することができます。
$a = ["名前" => "佐藤", "メールアドレス" => "sato@example.com"]; $a_json = json_encode($a, JSON_UNESCAPED_UNICODE); var_dump($a); var_dump($a_json);
こちらを実行すると、下記の結果になります。
array(2) { ["名前"]=> string(6) "佐藤" ["メールアドレス"]=> string(16) "sato@example.com" } string(62) "{"名前":"佐藤","メールアドレス":"sato@example.com"}"
このように、日本語の文字コードがUnicode文字に変換されず、そのまま表示されます。
筆者プロフィール
メンターYさん
フリーランスエンジニアとして、PHPを中心としたWEB開発全般を行う。最近では、WordPressを使ったメディアの構築・運用を多くこなしている。 元々は大手通信会社のエンジニアで、セキュリティに関する仕事をするも、大企業が肌に合わず独立。一箇所に縛られての仕事を苦手とし、自宅とカフェとコワーキングスペースを行ったり来たりしている。 ただ、自宅にいるとどうしてもゲームをしてしまうため、コワーキングスペースの比率が大きい。 |
内容分かりやすくて良かったです!
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分かりました。ありがとうございます!
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