JavaScriptでオブジェクトの初期化をする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptでオブジェクトの初期化をする方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

オブジェクトとは

オブジェクトとは、プログラム上で処理が可能となる図形や画像、データなどを指します。

英語ではobjectと書き、辞書を引いてみると物体や対象という意味を持っています。

強引に日本語にするとモノや物体と表すことが可能です。

 

初期化とは

オブジェクトの初期化とは、オブジェクトをそのままでは使用できないため、プロパティを持たせることを指します。

プロパティを記述せずに初期化した場合は、中身が定義されていなくても、オブジェクトであることだけは認識することが可能です。

また、初期化した際に持たせたプロパティは参照することができるでしょう。

 

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JavaScriptでオブジェクトの初期化をする方法

JavaScriptでオブジェクトの初期化をするには、new演算子を使った方法と使わない方法があります。

まずは、new演算子を使った方法をコードで書いてみましょう。

const obj = new Object()

次に、new演算子を使わずに同じ結果が得られコードを書いてみます。

const obj = {}

こちらはコードが幾分か短くなります。

また、初期化をする際にはプロパティを持たせることが可能です。

const obj = {

  no: 4,

  age: 29,

  leg: 'left'

}

 

初期化しなかった場合

初期化しなかった場合に注意が必要です。

例えば、下記のようなコードを実行してみましょう。

let obj

if (obj.age < 30) {

  console.log('若手')

}

この場合、Cannot read property ‘age’ of undefinedというエラーが出ます。

これは、変数objが初期化されていないため、発生します。

if文の条件式が評価される前に、変数objが少なくともオブジェクトでなければなりません。

また、30よりも小さいという判定を正しく行うためには、ageというプロパティを持つ必要があります。

let obj

obj = {

  age: 29

}

if (obj.age < 30) {

  console.log('若手')

}

このように記述することでエラーが出なくなります。

しかし、オブジェクトのプロパティが参照される前に、そのオブジェクトが初期化されることを確約できない場合もあるため、注意しましょう。

先ほどの例を用いるなら、if文の条件式を

if (obj && obj.age && obj.age < 30) {

とすることで、エラーを出さないようにすることが可能です。

オブジェクトを使用する場合は、使用する前に初期化することを意識していきましょう。

 

執筆してくれたメンター

メンター久保田 Webシステム開発が中心のシステムエンジニア。 HTML、CSS、JavaScript（React、Vue.js）、PHP、Javaが守備範囲。 最初に選ぶポケモンは炎タイプ。

 

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