PHPでbreakで繰り返しを終了する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPでbreakで繰り返しを終了する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

今回は、PHPでbreakを使用して繰り返し処理を終了する方法について紹介します。繰り返し処理でよく起きる無限ループなどの症状を事前に回避するためによく使われる手法です。

breakとは

まずはじめに、breakとは繰り返し文のループ処理を終了するときに使用するコマンドです。

breakは、オプションで引数を指定することが可能です。指定した引数によりループ処理のどの階層で処理を終了するか等の設定ができます。

breakで繰り返しを終了する方法

ここではbreakを使って繰り返し処理を終了する方法について紹介します。以下の文法を繰り返し処理内に配置する事で、breakを使って繰り返し処理を終了する事ができます。

break [数値]

上記文法の[数値]の部分が、先ほど紹介した引数の部分になります。こちらの引数については、特に指定がない場合はデフォルトで数字の1が設定されます。

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実際に書いてみよう

それでは、実際にbreakを使って繰り返し処理を終了する方法についてサンプルコードを例に紹介します。

サンプルコード

<?php
 
$animal1 = ['ライオン', 'ゾウ', "", 'キリン', 'パンダ'];
//$animal1に空欄が出現するまで$animal2に$animal1の値を入力するループ
foreach($animal1 as $value){
    //$animal1の内容が空欄だった場合はbreakを使いループを終了
    if (empty($value)){
        break;
    }
    //$animal1の内容が空欄でない場合は$animal1の内容を$animal2へ入力
    else{
        $animal2[] = $value;
    }
}
//$anial2の内容を順番に出力するループ
foreach($animal2 as $value){
    echo $value;
    echo "n";
}
 
?>

 

実行結果

ライオン
ゾウ

コード3行目では、$animal1に”ゾウ” “ライオン” “空欄” “キリン” “パンダ”と値が設定されており3番目に空欄が存在しています。

コード10行目では、$animal1の値が空欄だった場合のみbreakによるループの終了が設定されています。

実行結果では、$animal1の2番目のデータまでが出力されいる事が確認できます。このように、繰り返し処理の中で条件を指定しbreakを設定することで事前に無限ループなどを防ぐことができます。

筆者プロフィール

菅繕久（すがよしひこ） 現在はフリーランスのエンジニアをしていてプログラミング歴は8年目になります。 普段は Python、FileMaker等を使って様々な業務で活用できるIoTプロダクトRPAツールを作成しています。 開発実績としては、業務自動化ツール(在庫管理・発注・ファイル操作 etc)、電子カルテシステム、ロボット用プログラムなどがあります。 TechAcademyではPythonコースを担当しております。

 

 

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