HTMLでrequired属性を使って入力フォームに必須項目を作る方法を現役デザイナーが解説【初心者向け】

HTMLでrequired属性を使って入力フォームに必須項目を作る方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

HTMLでお問合せフォームを作るときに主に用いるのがformですが、入力する項目を必須にしたいな…と思うときにJavaScriptやPHPなどを使用しなくとも、HTMLだけで出来る方法があります。

今回は入力内容を必須項目にするためにinput要素に用いる属性「required」について解説いたします。

 

そもそも、HTMLの記述方法がわからない場合は、 HTMLの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Webデザイン講座のHTMLカリキュラムをもとに執筆しています。

 

 

inputタグの属性について

required属性はHTML5から使用できるようになりました。これによって入力された項目がプログラミング言語を使わなくとも、HTMLだけでブラウザに「この項目が必須項目ですよ」とエラーメッセージを表示させることが可能となっています。

使い方はいたってシンプルです。

<input type="text" required>

もしくは

<input type="text" required="required">

と、このように記入するだけで入力項目が空の場合にエラーメッセージを吐き出してくれるようになります。

 

ブラウザの動きとエラーメッセージの違い

吐き出されるエラーメッセージもブラウザやtype属性によって違うものが出力されます。例をいくつか取ってみてみましょう。

テキスト

<input type="text">

• Chrome このフィールドを入力してください。
• Safari このフィールドに値を入力してください。
• Firefox このフィールドは入力必須です。

ラジオボタン

<input type="radio">

• Chrome これらのオプションから１つ選択してください。
• Safari いずれかのオプションを選択してください。
• Firefox これらのオプションから１つ選択してください。

チェックボックス

<input type="checkbox">

• Chrome 次に進むにはこのチェックボックスをオンにしてください。
• Safari このチェックボックスを選択してください。
• Firefox チェックボックスにチェックを入れてください。

もちろん、他のtype属性にも様々なエラーメッセージが出力されるので、いろいろ試してみるのもいいですね。

 

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required属性が使えるタグ

requiredが使えるタグは、input要素のほかにもあります。

セレクト要素

<select required>
  <option value="Ａ">Ａを選ぶ</option>
  <option value="Ｂ">Ｂを選ぶ</option>
  <option value="Ｃ">Ｃを選ぶ</option>
</select>

テキストエリア

<textarea required>　</textarea>

 

「必須」であることを表示して使ってみよう

今までJavaScriptやphpでしかできなかった必須項目のエラーメッセージがHTMLだけでこんなに簡単にできるとなれば、使わない手はないですね。是非一度試してみてください。

 

監修してくれたメンター

メンター増田直子 40歳直前までHTMLの存在すら知らなかったのですが、現在はWordPressを中心としたwebデザイン/コーディングをしているフリーランサーです。 趣味はスキューバーダイビング・年間3度は海のある国内外へ旅行してます。

 

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