Pythonでlambda式を利用してソート処理する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでlambda式を利用してソート処理する方法について現役エンジニアが解説しています。lambdaは無名関数のことを指します。関数の名前が無いのが特徴です。今回はリストをソートする場合にPythonのlambda式を使ってソートしてみます。
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Pythonでlambda式を利用してソート処理する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonでlambda式を利用してソート処理する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
lambda式とは
Lambdaは無名関数のことを指します。
よく使われるdef関数とは異なり、名前の通り関数に名前をつける事なく使用する事ができます。
この関数ではいくつでもパラメータを与えることができますが、たった一つの式しか持たせることができません。if-else文を使うことも可能ですが、if-elif-else等は使う事ができません。
lambda式の使い方
lambda式の例
a = lambda x : x + 10 print(a(3))
実行結果
13
解説
ここでは変数xに対して、10を足すという関数をaとしています。そのため、aに3を入れると13という結果を返します。
def関数を使って書くと以下のようになります。
def a(x): return x+10 print(a(3))
書き方が2通りあるということは、プログラマによって癖が出てきてしまいます。そのため、Pythonのコードルールpep8ではlambdaを変数内で使用することを推奨していません。
ただし、コードは問題なく動作いたします。
lambda式を利用してリストをソートしてみよう
使い所に悩むlambdaですが、積極的に使用される場面があります。それがリストをソートする場合です。
sorted関数で使用されるパラメータを確認してみましょう。
sorted(iterable, key, reverse)
- iterable: ソートしたいリストや辞書、文字列といったイテラブルを設定します。
- key:ソートしたい項目を設定します。ただし、オプションですので、指定しない場合はリストの値をソートします。
- reverse:逆順でのソートを設定します。ブーリアン型で入力をします。オプションですので、指定しない場合はfalseとなります。
リストをソートするlambda式の使用例
data = [ { 'name': 'Taro', 'city': 'Tokyo', 'birthday': 19990303 }, { 'name': 'Hanako', 'city': 'Osaka', 'birthday': 19990301 }, { 'name': 'Jiro', 'city': 'Fukuoka’, 'birthday': 19990302 }] lam = sorted(data, key=lambda x: x[‘birthday’]) print(lam)
実行結果
[{'city': 'Osaka', 'birthday': 19990301, 'name': 'Hanako'}, {'city': 'Fukuoka', 'birthday': 19990302, 'name': 'Jiro'}, {'city': 'Tokyo', 'birthday': 19990303, 'name': 'Taro'}]
解説
誕生日をキーとして辞書を並び替えました。様々なキーをソートの項目に指定する事ができます。
まとめ
複数の値を持つ場合にソートする項目を指定する事ができます。
是非積極的に活用してみてください。
監修してくれたメンター
メンターkatoさん
学生時代に数値解析のためにプログラミングを始める。現在は企業にて専門職として働くかたわら、プログラムを書き業務効率化を図っている。 現在のメイン言語はPython, JavaScript。また、企業内の希望者にPythonのメンターとして基礎から教えている。テックアカデミーではJavaScriptを教える。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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