Rubyでdowntoメソッドを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでdowntoメソッドを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

downtoメソッドとは

downtoメソッドとは、開始数値から1ずつ減算しながら引数で与えられた終了最小数値になるまで ブロックが繰り返されるメソッドです。

また、開始値より終了最小値のほうが多い場合はなにも実行されません。

downtoメソッドとは、真逆の動きをするuptoメソッドは開始数値から1ずつ加算しながら、引数で与えられた終了最大数値になるまで ブロックが繰り返されます。

 

繰り返し処理でdowntoを使うメリットや使われるケース（他と比較）

開始数値から減算しながら処理を繰り返したいときに使用しましょう。

以下のコードで、同じ結果が得られます。

# downto
5.downto(1) do |i|
  puts i
end
# step
5.step(1, -1) do |i|
  puts i
end
# until
i = 5
until i < 1 do puts i i = i - 1 end # while i = 5 while i >= 1 do
  puts i
  i = i - 1
end

 

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downtoメソッドを使う方法

以下の形式で使用します。

数値のインスタンス.downto(最小数値） ブロック

 

実際に書いてみよう

# 5から開始して1 ずつ減算しながら1になるまでブロックを繰り返します。
5.downto(1) {|i| print i} #=> 54321
# -5から開始して1 ずつ減算しながら-10になるまでブロックを繰り返します。
-5.downto(-10) {|i| print i} #=> -5-6-7-8-9-10
# 開始値が5で数量最小値が5なので1回だけブロックを処理します。
5.downto(5) {|i| print i} #=> 5
# 開始値より終了最小値のほうが多いためブロックは処理されません。
5.downto(6) {|i| print i} #（実行されません）
# step メソッドでも同じ結果を得ることができます。
5.step(1, -1) {|i| print i } #=> 54321
# until メソッドでも同じ結果を得ることができます。
i = 5
until i < 1 do print i i = i - 1 end #=> 54321
# while メソッドでも同じ結果を得ることができます。
i = 5
while i >= 1 do
  print i
  i = i - 1
end
#=> 54321
__END__

 

実行結果

#=>
54321
-5-6-7-8-9-10
5
54321
54321
54321

 

まとめ

downtoメソッドを使うことで簡単に値を減算しながら繰り返し処理を記述することが可能です。

 

 

執筆してくれたメンター

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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