Rubyのmodule(モジュール)の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのmodule(モジュール)の使い方について現役エンジニアが解説しています。モジュールはクラスと同じように定数やメソッドをまとめることが出来る他、gemをまとめて名前空間とすることが出来ます。複数のクラスなどを1つのモジュール名で扱うことが出来ます。
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Rubyのmodule(モジュール)の使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

今回は、Rubyに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

Rubyのmodule(モジュール)の使い方について詳しく説明していくね!

お願いします!
module(モジュール)とは
モジュールはRubyの特徴的な機能の1つです。
クラスがデータと処理をひとつにまとめたものであるのに対し、モジュールは処理のみをまとめたものになります。
この機能によってより柔軟にコードを書けます。
module(モジュール)とクラスの相違
モジュールとクラスは主に以下の2点で違います。
- モジュールはインスタンスを持てない
- モジュールは継承できない
様々な目的で使用されますが、Mix-inで機能を提供する、名前空間(メソッドやクラス、定数の名前を管理する単位)を提供するといった目的で使用されます。
module(モジュール)の使い方
今回は代表的な使い方であるMix-inについて紹介します。
Mix-inは、似たような機能を持っているが違う種類のクラスに対して共有のメソッドを提供したい場合などに使用します。
使い方は以下の通りです。
# モジュール名は大文字で書く
module MyModule
# 共有したい処理
end
class MyClass1
# includeでMyModuleの処理が使える
include MyModule
# 固有の処理
end
class MyClass2
include MyModule
# 固有の処理
end
実際に書いてみよう
それでは実際に書いてみましょう。
以下のようにモジュールを書いて、クラスにMix-inしてみましょう。
module CalculateMod
def add(x,y)
x + y
end
end
class Test1
include CalculateMod
def multi(x,y)
x * y
end
end
class Test2
include CalculateMod
def div(x,y)
x / y
end
end
test1 = Test1.new
test2 = Test2.new
puts test1.add(1,2)
puts test2.add(10,1)
puts test1.multi(2,3)
puts test2.div(10,2)
実行結果は以下の通りです。
3
11
6
5
以上でモジュールの解説を終わります。
モジュールはコードを読みやすくして、再利用可能にしてくれます。
監修してくれたメンター
| メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |

内容分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
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