Rubyでうるう年判定プログラムを現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでうるう年判定プログラムを作る方法について解説します。

 
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

うるう年を判定するプログラムを作るには

うるう年を判定するプログラムを作成するにはまず、うるう年とはどういうものかを定義することから始めます。

 

うるう年とは

うるう年は、太陽暦においては太陽の運行と暦のずれを補正するために、平年より暦日が一つ多くある年を言います。(Wikipediaより)

また、うるう年は以下のように定義されています。

• 4で割り切れる年であること
• 4で割り切れても100で割り切れる年はうるう年ではない
• 4で割り切れて100で割り切れても400で割り切れればうるう年となる

 

実際に書いてみよう

それでは、実際に書いてみましょう!!

 

# uruu.rb

def uruu (n)
  if n % 4 != 0
    puts "平年です!!"
  elsif n % 100 == 0 && n % 400 !=0
    puts "平年です!!"
  else
    puts "うるう年です!!"
  end
end
uruu(1900)
uruu(1980)
uruu(2000)
uruu(2019)
$ ruby uruu.rb
#=>
平年です!!
うるう年です!!
うるう年です!!
平年です!!

 

こちらまず４で割り切れない年は平年となりますので最初にこちらを条件分岐で”平年”としています。elsif 以下は４で割り切れる条件となりますのでその後は100で割り切れて400で割り切れない年は”平年”としています。

else以下は必然的に上記以外の条件ですから

• 4で割り切れる年
• 4で割り切れても100で割り切れる年は平年
• 4で割り切れて100で割り切れても400で割り切れればうるう年

の条件をみたすので”うるう年”となります。

しかし、うるう年を判定するメソッドとしてRubyにはleapメソッドがありますのでこちらのメソッドを使えばうるう年かどうか判定するプログラムをより簡単に作成することもできます。

 

# uruu.rb
require 'date'
def uruu(n)
 if Date.new(n).leap?
   puts "うるう年です!!"
 else
   puts "平年です!!"
 end
end
uruu(1900)
uruu(1980)
uruu(2000)
uruu(2019)
$ ruby uruu.rb
#=>
平年です!!
うるう年です!!
うるう年です!!
平年です!!

 

leapメソッドはうるう年ならtrue、うるう年でなければfalseを返すメソッドです。

このメソッドを使うためには日付を扱うためのライブラリーであるDateライブラリーを読み込む必要がありますので、最初にrequre ‘date’ として読み込みます。

後は条件分岐で”うるう年”か”平年”かを分けて表示させれば良いということとなります。

 

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監修してくれたメンター

町田耕 大学卒業後、塾の数学科講師として数年間勤めた後、会社の経営に携わる。 会社経営時代は主に財務関係が中心に担当していたが、インフラエンジニアの妻の勧めもありプログラミングを独学で学び始める。プログラミングのセミナーなど数多く受け、IT関連の受託開発会社に勤めた後、ITシステム開発会社を設立。 現在、システムの請負としての業務を行う傍らテックアカデミーのRuby on Railsのメンターも勤めている。

 

 

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