Ruby on Railsのroot_pathの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRuby on Railsのroot_pathの使い方について現役エンジニアが解説しています。root_pathとは、Railsがルートとしている場所のpathでWebアプリケーションのルートを表しています。ルートパスを設定するとルートディレクトリを変更してもコードを直さなくて良くなり保守性があがります。
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Ruby on Railsのroot_pathの使い方について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Ruby on Railsのroot_pathの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
Ruby on Railsのroot_pathとは?
root_pathとは、Railsがルートとしている場所のpath、つまりRailsで動くWebアプリケーションのルートを示す定義です。
root_pathを使う理由
Webアプリケーションのルートディレクトリは、初期状態では ‘/’ ですが、アプリケーションによっては別のディレクトリにアプリケーションのルートを変更することがあります。railsであれば、rootのルーティングを変更することが該当します。
そのように変更した場合でも、ルートを利用したい場合にはroot_pathを使ってビューのコードを書いておけば、ルーティングが変更になってもビューのソースコードの変更する必要がありません。つまり、コードの中で実際の場所を意識しなくてもよくなり、コードの保守性が上がるというメリットがあります。
root_pathの書き方
root_path
とコード内に書けばroot_pathを参照できます。
実際に書いてみよう
root_pathをよく使う例を2つ解説します。
- リンク
- リダイレクトできなかったときの飛び先
リンク
例えば、ビューにルートへのリンクを作りたい場合、ビュー内に、
<%= link_to 'TOPページ', root_path %>
と書きます。`TOPページ`部分がリンクとなり、クリックするとroot_pathに遷移します。
リダイレクトできなかったときの飛び先
ある画面からのアクション後に元の画面に戻りたい時に、もし戻れない場合はrootに戻すという時、コントローラ内に、
redirect_back(fallback_location: root_path)
と書きます。Webブラウザが参照元の場所を保持していれば戻れるのですが、保持いないときにデフォルト場所のroot_pathに遷移します。
root_urlとの違い
railsでは、
root_url
という見た目似たような定義があります。root_pathとの違いは、root_urlは、ルートのURL全てです。
例えば、WebアプリケーションのURLが、
https://www.techacademy.jp/
だったとすると、root_pathは、
'/'
ですが、root_urlは、
'https://www.techacademy.jp/'
となります。
まとめ
root_pathを使うと、コード上でrootを簡単に扱うことができます。
コントローラの中で必要に応じて使ってみましょう。
筆者プロフィール
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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