Rubyのprependの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのprependの使い方について解説しています。includeとの違いとオーバーライドについて学び、実際の例で処理の優先順位について見ていきましょう。
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Rubyのprependの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
prependの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
prependとは
今回はRubyのprependについて紹介していきたいと思います。
モジュールで定義されたメソッドをクラスにミックスインして使いたい場合には、includeを使うことによって実現できます。
今回紹介するprependもincludeと同じようにモジュールに定義したメソッドをクラスに、ミックスインして使うことができるのです。ですので、prependを説明するにあたり、includeとの違いを書くこととします。
違いは何かというと、呼び出す順番に違いがあるのです。
includeの場合はincludeしてあるクラスから呼び出され次にモジュールが呼ばれるのに対して、prependの場合はモジュールが先に呼ばれて次にクラスが呼ばれることとなります。
この違いにより、prependではモジュールのメソッドが優先されるということとなるのです。
簡単に言えば、モジュールとクラスで同じ名前のメソッドがあった場合は、includeではクラスのメソッドが、prependではモジュールのメソッドが呼ばれることとなるのです。
prependの使い方
prependの特徴としてはモジュールのメソッドが優先されるということは先にも述べました。
この特徴から、prependを使うことによって、既存のメソッドをオーバーライドできるという点にあります。
includeでは先にクラスのメソッドが呼ばれるためにモジュールのメソッドに書き換わることはできませんでしたが、prependによりこれが実現できたこととなります。
実際に書いてみよう
それでは実際に書いてみましょう。まず、includeですが
module Romancecar def express puts "早いロマンスカー" end end class Train include Romancecar def express puts "早い急行列車" end end t = Train.new t.express #=>早い急行列車
となり、Trainクラスのメソッドが優先されて実行されていますね。
では次はどうでしょうか?
module Romancecar def express puts "早いロマンスカー" end end class Train prepend Romancecar def express puts "早い急行列車" end end t = Train.new t.express #=>早いロマンスカー
こちら呼び出されているメソッドがモジュールのメソッドですね。つまり、オーバーライドしていることとなります。
prependを使えば、メソッドの変更を簡単にできるということですね。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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