Rubyでコメントアウトをする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでコメントアウトをする方法について現役エンジニアが解説しています。プログラム内の注釈や説明文をコメントと呼びます。ソースコードをコメントにして処理させないようにすることをコメントアウトといいましょう。
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Rubyでコメントアウトをする方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyでコメントアウトをする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
コメントアウトとは
コメントアウトとは、プログラムに対してエラーやコードのある個所にコメント化して残すことを指します。
プログラム内の注釈や説明文を「コメント」と呼び、プログラムコードをコメントにすることで、その部分が実行されないように対処する方法です。
ベテランがプログラムを修正するときは、必ず「もとに戻す」ことを意識しながら修正します。
「もとのコードはどうなっていたっけ?」「 もとのコードはなぜだめだったんだっけ? 修正すべきコードはここじゃなかったのかもしれない」と思っても闇雲に修正してうまく行かなかったときに、既存のコードを上書きしてしまっているともとに戻せなくなるといった問題が発生します。
そうならないために、プログラムを修正するときは今動いているコードを「いったんコメントアウト」して、新たな行にコードを書き直すようにしましょう。
既存のコードと見比べることも可能であり、いざというときは「もとに戻す」ことも簡単です。
そして、コメントの機能を使ってプログラムコードを無効化することを「コメントアウトする」と表現します。
コメントアウトをする方法
1行をコメントアウトする方法
Rubyではシャープ記号( # )があると、シャープ記号( # )からその行の末尾まではすべてコメントで表現可能です。
複数行をコメントアウトする方法
複数行をコメントアウトする場合は、「=begin」 から 「=end」 まですべての行がコメントになります。
「 =begin =end 」を使う場合は、ソースの1カラム目から記述する必要です。
特殊な方法
ヒアドキュメント「__END__」をソース中に記述すると、「__END__」 以降は解析・実行の対象にならないため、その部分にデータを書き込んでおくことが可能です。
「__END__」 以降に記述した情報(データ)は、組み込み定数「 DATA 」で読み込めるようになります。
「 DATA 」はFileクラスのオブジェクトです。
実際に書いてみよう
# コメント行 :この行全体がコメントになります。 puts "hello" #←ここから行末までコメントになります。 =begin 複数行の コメントを 書くことができます。 ※ソースの1カラム目に記述する必要があります。 =end __END__ これ以降はDATAを書き込んでおくことができます。 ここに書いた情報はプログラムで読み込むことができます。 コメント部分としてつかうこともできますが、本来の使い方ではありません。
まとめ
今回触れてきたコメントアウトの使い方をまとめてみしょう。
- プログラムソース中に書く説明文や注釈を「コメント」と言います。
- コードをコメント化して実行されないようにすることを「コメントアウト(する)」と言います。
- プログラムを修正するときは上書きで修正するのではなく、いったんコメントアウトしておくと便利。
「コメントアウト」を活用して慎重にコードを修正しましょう。
執筆してくれたメンター
メンター古川さん
Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。 |
Rubyでコメントアウトをする方法がよく分かったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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