RubyでCSVファイルを読み込む方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでCSVファイルを読み込む方法について現役エンジニアが解説しています。CSVファイルとは、データが何らかの文字で区切られて並んでいるような形式のテキストファイルのことです。プログラミングと相性が良く、データを配列として取得することが出来ます。
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RubyでCSVファイルを読み込む方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
RubyでCSVファイルを読み込む方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
CSVファイルを読み込むための主なメソッド
CSVファイルを読み込むには、CSVライブラリを使用します。
CSVライブラリには、ファイル全体を一度に読み込むreadメソッド、一行ずつ読み込むforeachメソッド、CSV形式の文字列から読み込むparseメソッドがあります。
それぞれ見ていきましょう。
CSVファイル全体を一度に読み込む方法
ファイルを一度に読み込む場合はreadメソッドを使用します。
CSV.read(<file path>)
のように、引数はCSVファイルへのパスを指定します。読み込み結果が二次元配列で返ってくるので、eachメソッドなどで順番に処理してあげるとよいでしょう。
CSVファイルから一行ずつ読み込む方法
一行ずつ読み込む場合はforeachメソッドを使用します。
CSV.foreach(<file path>)
のように、引数はCSVファイルへのパスを指定します。行ごとのデータが配列でブロック変数に渡されるので、do~end ブロックなどで順番に処理してあげるとよいでしょう。
文字列から一行ずつ読み込む方法
CSV形式の文字列を読み込むにはparseメソッドを使用します。
CSV.parse(<csv string>)
のように、引数は対象文字列を指定します。行ごとのデータが配列でブロック変数に渡されるので、do~end ブロックなどで順番に処理してあげるとよいでしょう。
実際に書いてみよう
今回は次のようなCSVファイルを使用してみます。
CSVファイル全体を一度に読み込む方法
CSV.readでデータを読み込むと、二次元配列でデータが返ってきているのがわかりますね。返り値は単なる配列なので、eachで各行ごとに処理することもできます。
irb(main):001:0> require "csv" => true irb(main):002:0> data = CSV.read("csv_sample.csv") => [["apple", "orange", "banana"], ["100", "200", "300"], ["red", "orange", "yellow"]] irb(main):003:0> data.each do |d| irb(main):004:1* p d irb(main):005:1> end ["apple", "orange", "banana"] ["100", "200", "300"] ["red", "orange", "yellow"] => [["apple", "orange", "banana"], ["100", "200", "300"], ["red", "orange", "yellow"]]
CSVファイルから一行ずつ読み込む方法
CSV.foreachを使うことで、一行ずつデータを読み込んでいることがわかりますね。ブロック変数には、各行の文字列をカンマで区切った配列が入ります。
irb(main):001:0> require "csv" => true irb(main):002:0> CSV.foreach("csv_sample.csv") do |d| irb(main):003:1* p d irb(main):004:1> end ["apple", "orange", "banana"] ["100", "200", "300"] ["red", "orange", "yellow"] => true
文字列から一行ずつ読み込む方法
最後にCSV.parseで、CVS形式の文字列を読み込んでみましょう。まずは、サンプルファイルと同じ内容の文字列を準備します。nは改行コードです。
CSV.parseに引数として渡すことで、各行ごとに読み込まれていることがわかりますね。
irb(main):001:0> require "csv" => true irb(main):002:0> str = "apple,orange,bananan100,200,300nred,orange,yellow" => "apple,orange,bananan100,200,300nred,orange,yellow" irb(main):003:0> CSV.parse(str) do |d| irb(main):004:1* p d irb(main):005:1> end ["apple", "orange", "banana"] ["100", "200", "300"] ["red", "orange", "yellow"] => true
筆者プロフィール
メンター稲員さん
フリーランスエンジニア。 経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript,Node.js。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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