Rubyでaddメソッドを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでaddメソッドを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
 

 

addメソッドとは

Rubyでaddメソッドというと、厳密には 集合体クラス( Set )に要素を追加するaddメソッドのことを指します。

ちなみに、「集合体( set )」とは重複を許さないコレクションのことです。Java言語では配列( Array )に要素を追加するときにaddメソッドを使用するようです。

今回はいい機会ですので、Rubyで配列( Array )に要素追加・挿入・結合する方法も一緒にみてみましょう。
 

addメソッドを使う方法

集合体に要素を追加する場合は以下の形式で使用します。

集合体オブジェクト.add(追加する要素)

 

[PR] 未経験からWebエンジニアを目指す方法とは

配列に要素を追加する方法

先頭に要素を追加するunshiftメソッド、末尾に要素を追加するpushメソッド、指定位置に要素を挿入するinsertメソッドがあります。

以下の形式で使用します。

配列オブジェクト.unshift(先頭に追加する要素)
配列オブジェクト.push(末尾に追加する要素)
配列オブジェクト.insert(インデックス位置, 挿入したい要素)

 

配列同士を結合する方法

以下の形式で「 + 」演算子かconcatメソッドを使用します。

配列オブジェクト + 配列オブジェクト
配列オブジェクト.concat(配列オブジェクト)

 

実際に書いてみよう

# 集合体( Set )の add メソッドを試します。
require "set"
st = Set.new( [1,2,3,4,5] )
p st.add(6) #
# 配列に要素を追加します。
p [1,2,3,4,5].unshift(0) #=> [0, 1, 2, 3, 4, 5]
p [1,2,3,4,5].push(6) #=> [1, 2, 3, 4, 5, 6]
p [1,2,3,4,5].insert(2, 999) #=> [1, 2, 999, 3, 4, 5]
# 配列同士を結合します。
arr1 = [1,2,3,4,5]
arr2 = [6,7,8,9,0]
p arr1 + arr2
p arr1.concat(arr2)
__END__

 

実行結果

#=>
#
[0, 1, 2, 3, 4, 5]
[1, 2, 3, 4, 5, 6]
[1, 2, 999, 3, 4, 5]
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 0]
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 0]

 

まとめ

今回は集合体クラス( Set )のaddメソッドと同時に、配列( Array )に要素追加・挿入・結合する方法も一緒にみてみました。

どんどん活用していきましょう。
 

筆者プロフィール

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

TechAcademyでは、初心者でも、Ruby on Railsを使ったプログラミングを習得できる、オンラインブートキャンプを開催しています。

また、現役エンジニアから学べる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。