JavaでDateTimeFormatterクラスを使って日付時刻をフォーマットする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaでDateTimeFormatterクラスを使って日付時刻をフォーマットする方法について解説しています。DateTimeFormatterクラスによって、取得した日時データを指定の形式で表示させることができます。使用時の処理の流れと書き方をサンプルコードで確認しましょう。
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JavaでDateTimeFormatterクラスを使って日付時刻をフォーマットする方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
DateTimeFormatterクラスを使って日付時刻をフォーマットする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
DateTimeFormatterクラスとは
日付情報をyyyy/mm/ddなどの指定したフォーマットに変換して表示するための補助クラスです。LocalDateTimeクラスで日付時刻情報を取得し、DateTimeFormatterを使って画面に日付情報を表示する方式が一般的です。
java8以前の方式との比較
2014年にJava8がリリースされるまでは、DateクラスとSimpleDateFormatクラスを連携させる方式が主流でした。
ところがこれらのクラスには「スレッドセーフでない」など、いくつか弱点があったため、java8リリースに伴い日付処理を目的とした推奨クラスは、LocalDateTimeクラスとDateTimeFormatterクラスに刷新されました。
DateTimeFormatterクラスの使い方
例えば、以下のようにインスタンスを取得して使います。
DateTimeFormatter java8Format = DateTimeFormatter.ofPattern(任意のフォーマット形式を指定);
日付時刻をフォーマットする方法
LocalDateTimeクラスに実装されたformat()メソッドとDateTimeFormatterのインスタンスを以下の形式で連携します。
LocalDateTimeのインスタンス.format( java8Format );
実際に書いてみよう
それでは実際に実行可能なコードをご紹介します。
日付情報を指定フォーマットで表示させるために、以下の手順でプログラムをコーディングします。
- 日付情報を用意する(LocalDateTimeクラスを利用)
- フォーマッターを用意する(DateTimeFormatterクラスを利用)
- 1と2を連携させて画面表示用文字列を取得する
- 実際に3をコンソール出力して確認する
javaプログラムでこれを実現してみましょう。
// 手順1:現在時刻情報の取得 LocalDateTime nowDateTime = LocalDateTime.now(); // 手順2:指定フォーマットでインスタンスを生成 DateTimeFormatter java8Format = DateTimeFormatter.ofPattern("yyyy/MM/dd HH:mm:ss"); // 手順3:画面表示用文字列の取得(フォーマット処理) String java8Disp = nowDateTime.format( java8Format ); // 手順4:実行結果の確認 System.out.println( "=== 現在時刻を指定フォーマットで表示 ===" ); System.out.println( java8Disp );
実行結果
=== 現在時刻を指定フォーマットで表示 === 2020/02/20 23:40:35
まとめ
DateTimeFormatterクラスとLocalDateTimeクラスを使って日付時刻情報を任意のフォーマットで出力することができました。
よく使うクラスなのでぜひ覚えてしまいましょう。
監修してくれたメンター
寺谷文宏
WEBアプリケーションエンジニアとして数多くのプロジェクトを経験し、フロントエンドからサーバーサイドまで総合的な開発を得意としています。 TechAchademyではフロントエンド、Javaコースを担当。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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