Pythonのlist型オブジェクトを操作する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonのlist型オブジェクトを操作する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。

Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

目次

1. list型について
2. list型オブジェクトの値を取得
3. 削除・変更する方法
4. 実際に書いてみよう
5. まとめ

 

list型について

list型とは、複数の要素を順序付けて保存しておくためのデータ構造です。以下のような図をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。

上の図の箱の中身を「要素」、添え字のことを「インデックス」と呼びます。インデックスが1ではなく0から始まる点に注意しましょう。

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list型オブジェクトの値を取得

listの中身を取得するにはどうしたらいいのでしょうか。実はやり方は非常に簡単です。以下のようにしてlistの中身を取得します。

リスト名[インデックス]

例えば先ほどの図で示したリストの名前がaだとすると、a[2]とすると30を参照することができるというわけですね。これをもしnumという変数に代入したければ、num = a[2]とすればOKです。

削除・変更する方法

次にリストの要素を削除・変更する方法についてご説明します。まずは削除についてです。削除のやり方にはインデックスを指定する方法と値を直接指定する方法の2種類があります。

インデックスを指定する方法

del リスト名[インデックス]

値を直接指定する方法

リスト名.remove(値)

もしremove()の引数に指定した値がリストの中に複数あった場合は、先頭の値のみが削除されます。また、リストの変更はインデックスで参照した値を以下のように書き換えて実施します。

リストの要素を変更する方法

リスト名[インデックス] = 値

 

実際に書いてみよう

それでは実際にコードを書いていきましょう。

サンプルコード

list_s = [9,8,7,6,5,4,3,2,1,9]

#インデックスを指定して削除

del list_s[1]

print(list_s)

#値を指定して削除

list_s.remove(5)

print(list_s)

#同じ値が複数ある場合

list_s.remove(9)

print(list_s)

#リスト内の要素の変更

list_s[4] = 0

print(list_s)

出力結果

[9, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 9]

[9, 7, 6, 4, 3, 2, 1, 9]

[7, 6, 4, 3, 2, 1, 9] 

[7, 6, 4, 3, 0, 1, 9]

削除や変更の動作が確認できたかと思います。

まとめ

この記事ではPythonのlist型オブジェクトを操作する方法についてご紹介しました。削除・変更はリスト操作の基本です。必ず身につけるようにしましょう。

監修してくれたメンター

柴山真沙希（しばやままさき） 大手IT企業などでエンジニアとして2年ほど勤務した後、個人事業主としてプログラミングスクール「エンペサール」を経営。子供から大人まで幅広い層を対象にプログラミングを教えている。 得意言語はPython, HTML, CSSで、機械学習やデータ分析、スクレイピングなどが得意。サッカー観戦や読書が趣味である。

 

 

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