Pythonのtimeitモジュールについて現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのtimeitモジュールについて現役エンジニアが解説しています。timeitモジュールとは関数の実行速度を測ることのできるモジュールです。コマンドプロンプトや関数で呼び出すことができます。timeitモジュールの書き方や使い方について解説します。
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Pythonのtimeitモジュールについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのtimeitモジュールについて詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事ではPythonのtimeitモジュールについて解説します。
目次
timeitモジュールとは
timeitモジュールは関数の実行速度を測ることのできるモジュールとなります。
timeitモジュールはコマンドプロントなどコンソール上からも実行可能ですが関数で呼び出すこともできます。
timeitモジュールの使い方
timeitモジュールは以下のように使います
import timeit timeit.timeit(測定したい処理[,globals=None, setup=最初に実行したい処理, number=1000000])
numberには関数を実行させる数を指定することができます。デフォルトが100万回なので処理が大きいものだと終了まで時間がかかってしまうのでnumberの数を減らすなど対応が必要です。
setupには測定前に実行する処理を記述できます。
測定したい処理は関数に求めていなくても直接書くこともできます。その際は文字列のようにシングルコーテーションもしくはダブルコーテーションで囲んで書くことができます。
準備された関数を指定することもできます。その時に引数を設定する時はglobalsにglobals()を設定することで引数を設定できます。
実際に書いてみよう
では実際にtimeitモジュールを使って処理スピードを測ってみましょう。
プログラムソースコード
import timeit
i = 1
j = 0
def add01():
global i
i = i + 1
j = i
def add02(n):
global j
j = j + n
print(timeit.timeit("print('テスト')", number=5))
print(timeit.timeit("add01()", globals = globals(), setup="print('こんにちは')"))
print(i)
print(timeit.timeit("add02(2)", globals = globals(), number=100))
print(j)
実行結果
テスト
テスト
テスト
テスト
テスト
5.532987415790558e-06
こんにちは
0.11157984100282192
1000001
1.0619056411087513e-05
200
まとめ
この記事ではPythonのtimeitモジュールを使って処理スピードを測定する方法について解説しました。
監修してくれたメンター
メンターSさん
システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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