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全ての人にプログラミングを学ぶ機会を!ベテランプログラマーが語る未来像とは

【インタビュー】「プログラミングを学ぶ機会がなかった方に教えてみたい」と語る吉岡直人氏がはじめてのプログラミング講座の講師をつとめることになりました。吉岡氏は、ソニー、マイクロソフトなどゲーム業界のエンジニアとして活躍されてきました。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

「プログラミングを学ぶ機会がなかった方に教えてみたい」そう語る吉岡直人氏がTechAcademyのはじめてのプログラミング講座の講師をつとめることになりました。

吉岡氏は、ソニー、マイクロソフト、スクウェア・エニックスなどゲーム業界のソフトウェアエンジニアとして活躍されてきました。

そんな吉岡氏がどんなきっかけでTechAcademyに興味を持ったのか、今後どんなことを教えていきたいのかを伺いました。

 

お話を伺った方

吉岡 直人氏

吉岡直人岩手県盛岡市出身。千葉大学を卒業後、1990年に株式会社ソニーに入社。

1994年に株式会社ソニーコンピューターエンターテインメントにおいてPlayStationのローンチにツール開発エンジニアとして参画。

2000年に株式会社マイクロソフトでXboxのローンチに携わる。 2002年、クライテリオンソフトウェアにおいてゼネラルマネジャーに就任、リアルタイムコンピューターエンターテインメントを対象とした基盤技術開発に従事する。

2006年、株式会社スクウェア・エニックスに入社。2011年、株式会社スクウェア・エニックス退社。CEDEC2008-2011運営委員長。CEDEC 2012フェロー。

現在、独立して、ソフトウェア開発、人材教育などで活動中。

 

プログラミング講座講師インタビュー

ここからはインタビューをお届けします。
TechAcademyで講師をお願いすることになったのは吉岡氏からお問い合わせいただいたところから始まったので、その経緯から聞いてみました。

 

なぜTechAcademyで講師をやるということに興味を持たれたのでしょうか?

 

もともとプログラミングを教えることはやっていきたいとは考えていました。

どうやって教えていけばいいのかと思っていた時にたまたまTechAcademyをFacebookで見つけて問い合わせたという経緯です。専門学校や大学で教えることもできると思いますが、私の方向としては今までプログラミングをやっていない方に教えたかったので、それがまさにぴったりでした。

 

 

プログラミングを教えたいというのはいつ頃から考えていたのでしょうか?

 

思い返すとけっこう前から考えていたのだと思います。

過去に海外、とくにアメリカの方と仕事をすることが多かったのですが、その時にコンピュータの業界で日本とアメリカでは2つの点で大きく負けていると感じました。1つはコンピュータソフトウェアに関する教育の層の厚さです。2つめは、アメリカのプログラマーの方が欲張りだということです。簡単に言うとお金が好きということですね。

そこで、もっといろんな人がコンピュータを使えばいいのになと思っていました。コンピュータをより活用するには、プログラムをするということが一番いい状況です。プログラマーでなくても、簡単なツールを自分で作れるのであれば、もっと自分の仕事を楽に回せるんだろうなと考えています。

そこまでいかなくてもプログラミングのリテラシーがあれば、見積もりをとるときに妥当かどうかを理解したり、プログラマーが何をやっているのかを理解したりすることができます。これはプログラマーの不満解消にもつながるのではないでしょうか。

また、私が仕事をはじめた頃はプログラミングを仕事に使うということが一部の限られた人でした。それが突然普通のことになっているのに、プログラミングを誰も教えてくれないという状況をなんとかしたいですね。

 

 

非エンジニアがプログラミングを学ぶのはハードルが高いと思うのですが、先にどんなことを知っておいて欲しいでしょうか?

 

「プログラミングは単純なこと」ということを信じてもらいたいと思います。 ただし「単純」は「簡単」を意味していません。むしろ、あまりに単純であるために、特に大人にとっては難しいんですね。

吉岡氏大人の賢い方であればあるほどコンピュータをかいかぶっているように感じます。実際のコンピュータは何でも返してくれる万能な機械ではないので、パブリックイメージと実際の単純さとのギャップがありすぎるんじゃないかと思います。

ですので、子供のころになにか夢中になった気持ちを思い出してほしいと思っています。プログラミングの場合は、何か入れたときに機械が返してくれることがすごく楽しい、その感覚を把握していただけるのであれば一歩目はクリアだと思います。

 

 

ではプログラミングを学ぼうと決めた方は、次にどうアクションすればいいのでしょうか?

 

まずは自分で作ってみることなんだと思います。

例えば、JavaScriptはPCを持っていれば誰でもプログラミングができます。今使ってるWebブラウザでプログラムができることがわかったら、あとは作ってみてほしいですね。

 

 

-今後、非エンジニアがプログラミングを覚えるとどんなことが起こると思いますか?

 

もちろん悪いシナリオもあって、専門家のプログラマーから鬱陶しいと思われるかもしれません。それでも全く知らない人とやり取りするよりもずっと会話をしやすくなって、絶対にプラスにつながると思います。

プログラマーと共同作業する時も、作るのにどれくらいのコストがかかるのかを正確に把握できるようになりますし、それが今必要とされてることなんだろなと思います。指示を出すのなら、正確に見積もれる方がお互いにとってハッピーですよね。

 

 

最後に、吉岡さんの講座を受けたいという方に伝えておきたいことはありすか?

 

私は45歳になりますが、そこまで長くやっている人間だということは知っておいてほしいですね。もしかすると若い講師の方には細かいプログラミング言語などの知識量で負けるかもしれません。ただ、私はその言語がなぜ生まれたのかなどの背景も理解した上でお伝えすることができます。

また、私と同じような年齢でコンピュータにあまり触れてこなかった方が今になってとっても困っているのではないかと思っています。10年くらい前まではコンピュータを使えなくても何かディスアドバンテージになることはありませんでした。でも今は明らかにコンピュータを使えないことがディスアドバンテージになってしまっています。ですので、同じ私と同じくらいの年齢であっても遠慮しないで来てほしいですね。

 

 

インタビューは以上です。

吉岡さんの講座がどんな内容になるのか今から楽しみです!
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