Pythonのeval関数について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのeval関数について現役エンジニアが解説しています。eval関数とは、文字列をPythonのコードとして実行するための関数です。eval関数を使うことで文字列を式として評価することができます。eval関数の書き方や使い方、引数のオプションについて解説します。
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監修してくれたメンター
太田 和樹
普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。
Pythonのeval関数について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのeval関数について詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事では、Pythonにおいて文字列をPythonコードとして実行する組み込み関数であるeval関数について解説します。
eval関数とは
eval関数は、文字列をPythonのコードとして実行するための関数です。
例えば、以下のコードを実行すると、”2 + 3″が文字列として表示されます。
print("2 + 3")
ダブルクォーテーション(“)で囲われた部分のコードが「文字列」、すなわち、ただの文字の羅列として認識されているからです。
一方で、print関数の引数をeval関数の引数として代入したのが以下のコードです。
文字列が「式」として評価され、実行し出力されます。
eval("2 + 3")
文字列が「式」として評価され、実行し出力された結果が以下になります。
5
eval関数を用いることで、文字列を、「文字列」としてではなく、「式」として評価できます。
eval関数の使い方
eval関数の使い方は、以下のように記述します。
eval("式", globals=None, locals=None)
第1引数の”式”には、ダブルクォーテーションで囲った式を代入します。
第2引数と第3引数には、任意でそれぞれグローバル、ローカルの「名前空間」を指定します。
eval関数の返り値としては、第1引数で指定した式の値が返されます。
eval関数を使って結果を変数に格納したい場合は、以下のように記述します。
変数 = eval("式")
実際に使ってみよう
それでは、実際にコードを書いて使ってみることで、eval関数の使い方について確認してみましょう。
# print関数で文字列を出力した場合(そのまま文字列が表示される) >>> print("1 + 2 + 3") 出力:1 + 2 + 3 # eval関数を使った場合 >>> num = eval("1 + 2 + 3") >>> print(num) 出力:6 # 変数も使うことができる # 変数を定義 >>> a = 10 # print関数を使った場合、そのまま表示される >>> print("a * num") 出力:a * num # eval関数を使った場合 >>> b = eval("a * num") >>> print(b) 出力:60
まとめ
この記事ではeval関数を使って、文字列を式として評価する方法について解説しました。
- eval関数とは
- eval関数の使い方
文字列を式として扱う場合には参考にしてみてください。
内容が分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
Pythonを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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