PHPのfile関数を利用してファイルを読み込む方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPのfile関数を利用してファイルを読み込む方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 
この記事ではPHPのfile関数を利用してファイルを読み込む方法について解説します。
 

目次

• file関数とは
• file関数を利用してファイルを読み込む方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

file関数とは

file関数は、PHPの標準関数でファイルを読み込み行ごとに配列にして返す関数です。

ファイル処理の際に使われる関数になります。
 

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file関数を利用してファイルを読み込む方法

file関数を利用してファイルを読み込ますには以下のように記述します

file(ファイル名[, フラグ]);

第1引数に読み込みたいファイル名を設定します。第2引数は任意ですが以下の値を設定できます。

フラグ名（定数）	機能
FILE_IGNORE_NEW_LINES	配列の各要素の最後に改行文字が含まれない
FILE_USE_INCLUDE_PATH	include_pathのファイルを探す
FILE_SKIP_EMPTY_LINES	空行を配列の要素として読み込まない

もし設定したファイル名の読み込みに失敗した場合は、FALSEを返します。
 

実際に書いてみよう

では実際にfile関数を使ってファイルを読み込んでみましょう
 

ソースコード

test.txt

りんご
バナナ
みかん

ぶどう
桃

test.php

<?php
var_dump(file("test.txt"));
echo "<br/>";
var_dump(file("test.txt", FILE_IGNORE_NEW_LINES));
echo "<br/>";
var_dump(file("test.txt", FILE_IGNORE_NEW_LINES | FILE_SKIP_EMPTY_LINES));

 

実行結果

array(6) { [0]=> string(10) "りんご " [1]=> string(10) "バナナ " [2]=> string(10) "みかん " [3]=> string(1) " " [4]=> string(10) "ぶどう " [5]=> string(3) "桃" }
array(6) { [0]=> string(9) "りんご" [1]=> string(9) "バナナ" [2]=> string(9) "みかん" [3]=> string(0) "" [4]=> string(9) "ぶどう" [5]=> string(3) "桃" }
array(6) { [0]=> string(10) "りんご " [1]=> string(10) "バナナ " [2]=> string(10) "みかん " [3]=> string(1) " " [4]=> string(10) "ぶどう " [5]=> string(3) "桃" }

ファイルの中の行ごとに配列に格納されていることが確認できます。またフラグを設定することで空白行を取り除くこともできます。
 

まとめ

この記事ではPHPのfile関数を利用してファイルを読み込む方法について解説しました。

file関数はPHPでファイル操作をする際に非常によく使われる関数です。使い方を理解しておきましょう。
 

筆者プロフィール

メンターSさん システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 TechAcademyではJavaコース、Pythonコース、AIコースなど7コースを担当しています。

 

 

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