Rubyでcase whenメソッドとbetween?メソッドを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでcase whenメソッドとbetween?メソッドを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

目次

• case whenメソッドとbetween?メソッドの違いとは
• case whenメソッドとbetween?メソッドを使う方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

case whenメソッドとbetween?メソッドの違いとは

case whenメソッドは、whenに式を指定して、式が成り立てば処理を実行することができます。

case 変数
  when 式
    処理
end

between?メソッドは、case whenメソッドで利用できる式の1つです。値の範囲を判定することができます。between?メソッドは、範囲の開始値と範囲の終了値の2つ引数を指定します。

値や変数.between?(範囲の開始値,範囲の終了値)

戻り値は、調べたい値や変数が範囲内ならtrue、範囲外ならfalseが戻ります。

val = 10
result = val.between?(1, 10)

と書きます。この場合は、resultにtrueが代入されます。

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case whenメソッドとbetween?メソッドを使う方法

case
  when 変数.between?(範囲の開始値,範囲の終了値)
    処理
end

と書きます。変数の値がbetween?メソッドで指定した範囲内の時に処理が実行されます。

実際に書いてみよう

score = 90
result = ''

case
  when score.between?(0,79)
    result = '失格(80点未満)'
  when score.between?(80,100)
    result = '合格(80以上)'
  else
    result = '範囲外(0から100以外)'
end

puts result

と書きます。scoreが80以上なら、

合格(80以上)

と表示されます。80未満なら、

失格(80点未満)

と表示されます。それ以外なら、

範囲外(0から100以外)

と表示されます。

上記コードのcaseは、以下にように書くこともできます。

case score
  when 0..79
    result = '失格(80点未満)'
  when 80..100
    result = '合格(80以上)'
  else
    result = '範囲外(0から100以外)'
end

caseの直後に変数を指定して、whenで範囲だけを’..’を使って指定することができます。

まとめ

case whenメソッドでbetween?メソッドを使うと、値の範囲で処理を場合分けできます。範囲を利用してまとめて場合分けしたい時に使ってみましょう。

筆者プロフィール

伊藤広明（いとうひろあき） 1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。世の中で末長く使ってもらえるシステム開発が信条。後進の育成にも力を入れている。 作れるもの：Webシステム、スマホアプリ 書ける言語: Ruby・PHP・Python・Java・Swift・C#・C/C++・JavaScriptなど 経験があるフレームワーク: Laravel・Ruby on Rails・Apache Strutsなど

 

 

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