Photoshopでチャンネルミキサーを使う方法【初心者向け】
Photoshopで【チャンネルミキサー】を使う方法を初心者向けに解説した記事です。チャンネルミキサーを使うことで、色を要素ごとに分けて、細かい調整が可能になります。3つの円の画像を例にして、色がどのように変わるのか具体例を紹介。
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Photoshopでチャンネルミキサーを使う方法を初心者向けに解説した記事です。
この機能を使うことで、色を要素ごとに分けて、細かい調整を行えます。
(※今回の作業はすべてAdobe Photoshop CCのバージョンで行っています)
目次
田島メンター!!チャンネルミキサーって何ですか?
どのようなときに使うんですか?
色を調整する機能の1つなんだけれど、画像全体ではなく特定の色に対しての補正を行うんだ。
なんだか難しそうですね……
その代わり、他の修正方法ではできないような複雑な加工もできるようになるよ。
ぜひやってみよう!
事前準備
Photoshopを立ち上げ、画像を表示させておきましょう。
今回は例として以下の画像を使用します。
まずは、画面上部のメニュー「ウィンドウ」をクリックします。
「色調補正」にチェックを入れます。
すでにチェックが付いている場合は、色調補正パネルがすでに表示されていますので確認しましょう。
色調補正パネル内のアイコン「チャンネルミキサーの調整レイヤーを新規作成」をクリックします。
チャンネルミキサーのレイヤーが作成されました。
チャンネルミキサーのレイヤーと画像レイヤーの境界にカーソルを合わせ、Alt(macの場合はoption)を押します。
以下のようにカーソルが変化するので、その状態でクリックしましょう。
これで下の画像レイヤーだけにチャンネルミキサーが適用されるようになりました。
チャンネルミキサーの使い方
チャンネルミキサーのレイヤーをダブルクリックするとダイアログが表示されるので、左上の「チャンネルミキサー」のアイコンをクリックします。
各表示項目の内容は下記の通りです。
出力先チャンネル
デフォルトでは「レッド」に設定されています。
これは#RRGGBBで構成されている16進数の色コードの#RRGGBBの部分を調整するという意味です。
「レッド」「グリーン」「ブルー」の各スライダー
こちらでは、ツマミを動かすことで画像内の関連する色の調整ができます。
「レッド」のスライダーを動かした場合、下の画像の黒丸で囲まれた部分にだけ変更が反映されるようになります。
実際に使ってみましょう。
まず最初に、「レッド」のスライダーを100%から0%へ移動させてみます。
画面は以下のように変化しました。
どのように各色のコードが変化したかを図にしてみました。
色コードを緑で色付けした部分が変更された箇所です。
最初の”FF”の部分がそれぞれ”00″になり、そのコードに対応した色に変わっています。
「レッド」の部分だけを動かすと、緑色と青色の部分は変わらないんですね。
これがチャンネルミキサーでできることなんだ。
特定のカラーチャンネル(色の成分の情報)に対してだけ補正を行うので、チャンネルごとに異なった調整ができるんだよ。
緑や青だけ変更することもできるってことですか?
その通り!他のパターンも見てみようか。
「レッド」を100%に戻し、次は「グリーン」のスライダーを調整してみましょう。
以下の黒丸で囲んだ部分だけに変更が反映されるようになります。
「グリーン」のスライダーを0%から100%にすると、色は以下のように変化します。
以下は「グリーン」のスライダーを調整した際の、各色コードの変化です。
黄色の部分は最初から調整する部分が”FF”という最大値のため変化しません。
他の色はそれぞれ”00″から”FF”へ変わり、それに対応した色に変わっています。
同様に、「ブルー」のスライダーを調整した場合も見てみましょう。
適用されるのは以下の黒丸で囲んだ部分です。
「ブルー」のスライダーを0%から100%にすると、色は以下のように変化します。
以下は「ブルー」のスライダーを調整した際の、各色コードの変化です。
先ほどと同様に、最初から”FF”の部分はそのままです。
次に、「出力先チャンネル」を「レッド」から「グリーン」に変えてみましょう。
この場合、色コードで変化が起きるのは#RRGGBBの中の#RRGGBBの部分です。
出力先チャンネルが「グリーン」の時、「レッド」のスライダーを0%から100%にすると、色は以下のように変化します。
各色コードの変化を見てみましょう。
緑で色付けした部分が変更された箇所です。
同様に、出力先チャンネルを「ブルー」にした場合は、#RRGGBBの箇所が変更されます。
ぜひ試してみてください。
「レッド」と「グリーン」みたいに、複数のチャンネルを同時に操作することもできるんですね。
チャンネルミキサーは感覚的に使うのは少し難しいけれど、うまく利用することで画面内の色を自由に操作できるようになるんだ。
色コードやチャンネルについてもよく知っておく必要がありそうですね。
ありがとうございます!
まとめ
今回はPhotoshopでチャンネルミキサーを使う方法を解説しました。
チャンネルミキサーは、画像全体ではなく特定のカラーチャンネル(色の成分の情報)のみに変化を加えたい場合にとても便利な機能です。
デザインのカラーバリエーションを作る際などに役立ちますので、ぜひ取り入れてみてください。
Photoshopを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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