Rubyの演算子の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyの演算子の使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

目次

• 演算子とは
• 値を加算する演算子
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

演算子とは

演算子とは、プログラム上で演算を行うための記号です。

また、複数の演算子が優先順位は四則演算と同様である点には注意必要しましょう。

• 代数演算子　(+, -, *, /, %, *)
• 文字列演算子　(+, <<, *, %)
• ビット演算子　(~, &, |, ^, <<, >>, [])
• 代入演算子　(=, +=, -=, *=, /=, %=, **=, &=, |=, ^=, <<=, >>=)
• 比較演算子　(==, !=, <, >, <=, >=, <=>, ===)
• 論理演算子　(!, &&, ||, not, and, or)
• 配列演算子　(+, -, &, *, <<, ==, [])
• ハッシュ演算子　(==, ===, [])
• 正規表現演算子　(=~, !~)
• 三項演算子

 

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値を加算する演算子

値を加算する演算子には+を使用します。

これは文字列と文字列を連結させることもできます。

文字列と数値を連結させようとするとエラーになるため、「数値.to_s」のように数値を文字列に変換させて連結します。

※「to_s」の「s」は「String（文字列の略）」です。

例えば、「1.to_s」とすると「1」が「’1’」に変換され、文字列として扱われます。

 

実際に書いてみよう

今回は、よく使用する以下の３つの書き方を紹介します。

①文字列の足し算

②数値と文字列の足し算

③代入演算子と代数演算子の結合

①文字列の足し算

str_1 = 'テック'
str_2 = 'アカデミー'
str = str_1 + str_2
puts str
#=>
テックアカデミー

②数値と文字列の足し算

str_1 = 'わたしは'
age = 25
str_2 = '歳です。'
str = str_1 + age + str_2
puts str
#=>
TypeError
※文字列（string）と数値（integer）を足そうとしているのでエラーが発生。

str_1 = 'わたしは'
age = 25
str_2 = '歳です。'
str = str_1 + age.to_s + str_2
puts str
#=>
わたしは25歳です。
※「to_s」メソッドで、数値（integer）を文字列（string）に変換した上で連結しているのでok。

③代入演算子と代数演算子の結合

a = 0
a += 1
puts a
#=>
1

a = 0
a += 1
a += 1
a += 1
puts a
#=>
3
※aと1の足し算をした結果をaに代入している。

 

まとめ

演算子とは、どんな演算をするかを表す記号のことで色んな種類のものが存在します。計算や比較をする際は、文字列同士または数値同士になっているか注意して行いましょう。

また、比較や計算をする場合、今回紹介した「to_s」以外にも「to_i」「to_f」など他にも便利なメソッドがあるため、この際に触れてみましょう。

 

執筆してくれたメンター

澤亀浩弥（さわかめひろや） Webエンジニア。 開発実績等は勤怠情報管理システムの開発、地方銀行のプログラムの保守・運用、企業とインフルエンサーをマッチングさせるプラットフォームの開発。 25歳までプロ野球の世界を目指し独立リーグでプレー。 その後、某大手会社の製造業作業員として働いていたが毎日の単調な仕事よりもっとクリエイティブな仕事がしたいと思い友人エンジニアにプログラミング学習方法など教えてもらい独学で半年程学習した後、IT業界に転職し、現場経験を積んでフリーランスエンジニアとして独立。 現在はその経験をこれからプログラミングを学んでいく方に伝えていくためにより広い知識を勉強中です。

 

 

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