Pythonにおけるf-stringの利用方法について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonにおけるf-stringの利用方法について現役エンジニアが解説しています。f-stringとはPython3.6から導入された仕組みで、formatメソッドを簡単に書けるようにしたものです。f-stringの書き方や使い方、formatメソッドとの違いについて解説します。
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Pythonにおけるf-stringの利用方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
Pythonにおけるf-stringの利用方法について詳しく説明していくね！
お願いします！
Pythonにおけるf-stringの利用方法について解説している記事です。文字列と変数を視覚的に分かり易い形式で出力する必要がある人はぜひ覚えておくと良いでしょう。
例えば、実行結果が確認しやすくなり、デバッグの際の効率を向上させることに役立つでしょう。
目次
f-stringとは
f-string（f文字列、フォーマット文字列、フォーマット済み文字列リテラル）とはPython3.6から導入された仕組みです。この、f-stringの導入によって、冗長だった文字列メソッドformat()をより簡単に書けるようになりました。
format()との違い
format()との違いについて解説します。
format()メソッドとは、差し込み処理をPythonで行うためのメソッドです。f-stringとformat()メソッドでできることは基本的には同じですが、f-stringのほうが視覚的に見やすく、コードの可読性を上げるという意味では使いやすいといえます。
name = "Yamasaki" print("私の名前は{}です".format(name))
出力は、
私の名前はYamasakiです
となります。
f-stringの使い方
f-stringの使い方について解説します。f-stringでは、置換する要素を変数で定義して、f-stringにその変数名を埋め込むようにして記述します。
name = "Yamasaki" print(f"私の名前は{name}です。")
出力は先ほどと同じく、
私の名前はYamasakiです
となります。また、format()メソッドでは置換フィールド内に式を記述することはできませんが、f-stringでは可能となっています。
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f-stringを利用して文字列を出力してみよう
それでは、実際にf-stringを利用して文字列を出力ましょう。書式の設定の例もいくつか挙げます。
#中央寄せ
name = "Yamasaki"
print(f'name = {name:_^8}')
num = 12345
#ゼロ埋め
print(f'num = {num:010}')
#桁区切り
print(f'num = {num:,}')
#2進数、8進数、16進数
print(f'num = {num:b}')
print(f'num = {num:o}')
print(f'num = {num:x}')
実行結果はこのようになります。
name = Yamasaki num = 0000012345 num = 12,345 num = 11000000111001 num = 30071 num = 3039
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Pythonにおけるf-stringの利用方法について理解できましたでしょうか。f-stringが正しく実行できれば、実行結果が確認しやすくなり、デバッグの際の効率を向上させることができます。
正しく理解して活用しましょう。
監修してくれたメンター
| メンター山崎
電機メーカー社員の組み込みハード、ソフトウェア系エンジニア。 新規製品のアプリケーション/アルゴリズムの提案や製品実装ソフトウェア実装、開発効率化スクリプトの作成などに従事する。PythonやRuby, VBA, C言語, C++, shellスクリプト, ハードウェア記述言語(Verilog HDL)など多数の言語と日々奮闘中。 趣味は野球、ギター、スノーボード、ウェイトトレーニング、食べログ巡りなどこちらも多数奮闘中。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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