Ruby on Railsで扱うログインの実装方法【初心者向け】
Ruby on Railsで実装するログインの方法について解説しています。Webアプリを作る上でログイン、ログアウトの機能はよく出てきます。Gemを使わずに説明しているので今後も自力で実装できるようになるでしょう。
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RubyのフレームワークのRuby on Railsでログインを実装しようとするとdeviseというgemを使うのが一番手っ取り早いと言われています。
しかし、初心者の方がgemを使ってしまうと、railsの理解が追いつかないまま、とりあえず動くアプリができたという事態に陥ってしまう可能性があります。そこで今回はgemを使用しないログインについて解説していきたいと思います。
deviseを使って行う方法も併せて紹介しておきます。
なお本記事は、TechAcademyのWebアプリケーションオンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。
今回はログイン画面を表示させる方法について解説しよう。
田島メンター!!ログインを実装するにはまずどうすればいいですか〜?
ひとつはdeviseというgemを使う方法があるけれど、これはまた別のところで紹介しよう。ここではgemを使わない場合の手順を説明するよ。
分かりました!
ログインを作成してみる
それでは実際にログインを作成していきましょう。今回はUserというモデルでログインを実装したいと思います。
User :name :email :password
を要素とするとします。まずはじめにnewアクションを持ったSessionsコントローラーを作成します。
$rails g controller Sessions new
次にroutesファイルを以下のように編集してください。
get 'login' => 'sessions#new' post 'login' => 'sessions#create' 次にコントローラーを編集します。
def new end def create if//password,emailなどが正しいかの判別式を記入 session[:id] = user.id end end
このようにuserのidが代入されたsessionをcreateすることによってログインが実装されます。
このsessionというのは何ですか?
これはセッションにデータを保存するときに使うんだ。セッションはユーザーの行動に関する情報だね。
ということは、ログアウトするときはこの情報は削除するということでしょうか?
そうだね。次はログアウトの実装について解説しよう。
ログアウトを作成してみる
先ほど「userのidが代入されたsessionをcreateすることによってログインが実装」と説明しました。
この言葉の通りsessionというオブジェクト一つでログインを管理できていることがわかります。つまりログアウトを実装するためには、このsessionを削除すればいいということになります。コードにすると以下のようになります。
session.delete(:id)
このようにたった1行でログアウトを実装することができます。
今回はSessionを利用したログインログアウトについて解説していきました。Sessionを使えるようになればログイン実装はとても簡単になります。ただこのままのコードではセキュリティがとても甘い状態なので、そういった面を調べて扱えるようになることも重要です。
最後にログアウトの方法を解説したよ。
セッションが存在しているときが、ユーザーがログインしているときということでしょうか?
そういう流れになるね。セッションの情報をサーバで一時的に保持しておくことがログイン・ログアウトと関係してくるんだ。
なるほど、ありがとうございます!
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