Canvasを覚える!HTMLでアニメーションを作成する方法【初心者向け】現役エンジニアが解説
初心者向けにHTML5のCanvasを使ってアニメーションを作成する方法について解説しています。お絵描きアプリなどでよく利用されているCanvasタグですが、アニメーションや図の描写など動きを表現することができます。ぜひご覧ください。
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HTMLのCanvasについて、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもHTMLの記述方法がわからない場合は、 HTMLの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
アニメーションを作成するタグとその書き方
Canvasはまず、HTML内にcanvasタグを用いてアニメーションを描写する範囲を指定します。
<canvas id="Canvas" width="100" height="100"></canvas>
このように指定することによって、idがCanvasの100×100の大きさのCanvasが作成されます。
この範囲内のみ、アニメーションを描写できます。
実際のアニメーションはこのタグを指定し、JavaScriptで動きを書いていきます。
canvasタグを書いてみたんですけど、何も表示されないですねー。
HTML5から追加されたもので、グラフィックやアニメーション、ゲームなどが作れるんだ。
HTMLでもプログラミングのようなことができるんですか?
HTMLでは、キャンバスの表示領域を指定するだけで、中身にはJavaScriptを使うんだよ。アニメーションの例を見てみよう!
実際に書いてみよう
それでは実際にCanvasを利用してアニメーションを作成してみましょう。
今回は、四角形を右から左に動かしていく簡単なサンプルを作成していきます。
JavaScriptでコードを書いていくため、少し難しいかもしれませんが頑張って書いていきましょう。
「sample.html」内で「sample.js」を呼び出すようにしてください。
#sample.html
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <script type="text/javascript" src="sample.js"></script> <style> #canvas{ background:#999; } </style> </head> <body> <canvas id="canvas" width="100" height="100"></canvas> </body> </html>
#sample.js
var can = document.getElementById("canvas"); var ctx = can.getContext("2d"); var count = 0;//アニメーションカウンター var timer = setInterval(function(){ ctx.fillStyle="#fff";//消去時の色 ctx.clearRect(0,0,300,300);//消す ctx.fillStyle="#f00";//塗りつぶし色を赤に ctx.fillRect(30+count,30+count,30,30); count++; if(count>200){ clearInterval(timer); } },100);
ブラウザの再読み込みボタンをクリックしてください。
赤い四角が左上から右下へゆっくりとアニメーションするのが確認できると思います。
HTMLでは、canvasタグでキャンバスを描写しています。
JavaScript部分ではまず、変数の初期化を行っています。
そのあとrender関数で描写を行い、それを繰り返し呼び出すことで、アニメーションを実現しています。
ここでは簡単な例を示しましたが、より本格的なアニメーションを作成する場合はAdobe Animateなどのツールを利用すると実現できます。
まとめ
今回はHTMLでアニメーションを作成する方法について解説していきました。
HTMLのみでアニメーションを作成するのは不可能ですが、Canvasを使用すれば、アニメーションを実装できます。
JavaScriptは最初は取っ付きにくいですが、Webデザインをする上で役に立つ知識なので身につけるようにしましょう。
赤い四角形が動いてる!ゲームみたいですね。ただ、ソースコードが難しいですね。
慣れないと簡単ではないね。getContext関数で、まずは絵を描くための道具箱を持ってきているって考えると良いかも。
四角形が動いているのは、どういう仕組みなんですか?
setInterval関数は、ある時間が過ぎるごとに、指定のプログラムを実行できるんだ。時間ごとに、絵をいったん全部消して、四角形を移動させた絵をもう一度書いてるんだよ。JavaScriptは少し難しいね。
HTMLを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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