失敗しない、印象に残る面接のポイントとは【営業職編】
就/転職活動ではいかに自分の経験をアピールし、その会社で働きたいかを訴えることが重要です。今回は失敗しない印象に残る面接のポイントを営業職に絞ってご紹介。今すぐ使えるテクニックを用いて内定を勝ち取るために。ぜひとも参考にしてみてください。
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営業職はコミュニケーションが必要な仕事。だからこそ面接が重要視されます。
質問の意図を理解し、自己PRを含めて的確に回答をすることがポイントです。
そこで、ここではよく聞かれる質問や避けるべき回答についてご紹介。面接攻略のポイントを押えましょう。
営業の場合の自己PRについて
自己PRは自身の強みや能力、実績を通じて採用担当者に「この人は何ができてどのように会社に貢献してくれるか」を鮮明にイメージしてもらうことが目的です。
営業職の自己PRでは、営業実績や営業に対する考え方、意欲を数字やエピソードを元に具体的に示し、営業成果に期待できる人材という印象を与える必要があります。
そのために、自己PRとなるポイントを事前に整理し、質問に対しての回答として準備しておくことが重要です。
面接は自身を売り込む場であり、営業職を志望している人にとっては、まさに『営業現場』という事になります。
自己PRは、「顧客とのコミュニケーション」や「営業能力」の観点からも採用担当者は評価をしているので、確実に遂行できるようにします。
よく聞かれる質問
営業職での転職面接では、営業職ならではの質問をされることになります。
それだけに頻出とも言える質問もいくつかありますので、想定外の質問で慌ててしまわないように回答の準備をしておくことが大切です。
回答は簡潔にし、結論を先に述べてからそこに肉付けをする形にすることで、採用担当者の記憶に残りやすくなります。では、実際にどんな質問があるのか紹介していきます。
押えておくべき質問と回答【実績・能力について】
質問1「これまでの営業実績を教えてください」
営業実績に関する質問をされたときは、数字を中心に回答を考えます。例えば、「大手企業を含む○○社との間に営業ルートを開拓し、○○円の売上に貢献しました。」というように、営業数字を具体的に挙げることがポイントです。
実績=数字ですので、曖昧な数字だと信用に関わります。営業実績の正確な数字は把握しておきましょう。
質問2「当社の商品(モノ、サービス)をどのように売りますか?」
このような質問は即興での営業トークや戦略を試されている質問です。難しい質問ですが、即戦力を期待する採用担当者が実際にどのくらいの営業能力があるかイメージしたい意図が含まれていますので、質問される機会が多いです。
対策としては、事前に商品やサービス、ライバル企業などを調べておき、売り方や戦略をシュミレーションすることです。
質問3「今までに一番苦労したこと、それを解決した方法は?」
営業という仕事では、迅速な対応が求められます。早急に問題を解決しなければ、営業職としての信頼・信用が失われてしまう可能性があります。困難な状況の解決力や対応力を知るという意図がありますので、特に重要視される質問です。
この質問に対しては、即興で回答するのは困難です。具体的なエピソードを挙げ、起きた状況や理由、どのように解決したのかを分かりやすくまとめて準備しておきましょう。
押えておくべき質問と回答【意思・意欲について】
質問1「営業活動に取り組む上で心がけていることは?」
この質問への回答としては、例えば「一般的な営業では○○が普通ですが、それに加えて○や△も行動に加えました。」や「特徴のある商品でしたので、○○を考慮して営業活動に取り組みました」など、具体的事例を挙げます。
そうすることで、商品の特性や営業活動を理解している「成果が期待できる人材」であると採用担当者の印象に残すことができます。自身の工夫や意識していることを思い出して構成しましょう。
質問2「もし目標を達成できなかったらどうしますか?」
この質問では、達成できなかった場合にどのようにカバー・挽回するか、どれだけ営業数字に対して真剣に向き合っているかを図っています。
回答としては具体的な見直し案などを提示し、「達成できなかったら、○○と△△、そして営業方針を見直します。具体的には、・・・」というように説得力のある説明をします。
採用担当者に「目標を投げ出さない」という印象を持ってもらえるような回答を考えましょう。
避けた方がよい回答の例
企業側としては、会社で『長く貢献してくれる人材』を求めていますので、ネガティブな回答はもちろん貢献の意欲を疑われるような回答など、避けた方がよい回答も。
例えば以下の回答があります。
- 転職の理由が前職の批判を含む
- やりたいことばかり
- 志望動機に明確な理由が無く、企業を褒める内容に偏る
- 将来のビジョンが不明瞭で、どう貢献していきたいか見えない
- 「最後に質問はありますか?」という質問に「特にありません」
前職の批判を含む転職理由は、いい印象に繋がらないばかりか企業にとっては「退職のリスク」を印象付けます。
企業が望む『長く貢献してくれる』という考えとマッチしませんので、仮に織り込むにしても「営業成果と○○という自己目標のために△△のような改善努力・提案を会社で試みましたが残念ながら実らず、希望が実現できる御社への転職を希望しました。」のような前向きな姿勢の表現に変えるなどしましょう。
企業を褒めたりやりたいことに偏った回答では、志望者の姿や能力、貢献意識が採用担当者には見えてきません。
どのような理由やきっかけで志望し、仕事に向けてこのような勉強をしている、このように貢献していきたいなどの具体的な回答が必要です。
「最後に質問はありますか?」という質問に「特にありません」と回答するのは、貴重な機会を無駄にしています。営業の場で考えてみれば、この機会は『顧客の情報やニーズ』をヒアリングする機会のようなものです。
積極的に情報を収集する姿勢を示すことは、企業に対する興味と意欲、営業意識のアピールになります。
例えば、「私は、今御社が注力している事業の狙いは○○ではないかと考えていますが、実際はどうでしょうか?」など、自分の考えを述べた上で質問をすると営業に対しての考える力や意思を評価してもらえます。
最後までしっかりと回答しましょう。
まとめ
営業職の面接ではコミュニケーションを重視された状況の中で、営業数字を含めた具体的なエピソードに基づいた説得力のある回答をすることが必要です。
的確な回答や自己PRの主張は、コミュニケーション能力や営業能力、提案力などの評価にも繋がり、面接で好印象を与えることができます。しっかりと準備を整えて面接に望みましょう。
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