正しい書き方を覚えよう!学校を中退した場合の履歴書の書き方
大学などを中退した場合の履歴書の書き方を細かく解説しています。中退すること自体マイナスイメージに思う人が多いかもしれませんが、記載しないのはNG。より良いイメージにつなげるための書き方も紹介しているので、チェックしておきましょう。
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大学などの学校を中途退学した人の多くは、「中途退学と書くとマイナス評価になる」などと思っているかもしれません。
中退と履歴書に書くべきか悩んでしまいますが、履歴書をしっかりと書くことは選考において重要です。そこで、ここでは中退した場合の履歴書の学歴欄について説明していきます。
中退したということは、いい印象にならない感じがしてあまり書きたくないですよね……
しかし学歴欄には正確な経歴を書く必要がありますので、間違いのないように記述しましょう。
中退した場合は、実際にどのように書いたらいいんでしょうか?
そうですね、まずは具体的な記入のしかたから見ていきましょう。
学歴欄記入の基本ルール
履歴書は公的な文章になります。
したがって、大学を中退したにも関わらず大学卒業と記入したり、大学に入学したのに高等学校卒業と学歴欄に書いてしまったら「学歴詐称」と問われることもあります。
中途退学と学歴欄に記入をしなかった場合、空白期間ができてしまうことになり、この空白期間については書類選考を通過しても面接で必ず質問されます。そこで中退のことを回答しても学歴詐称はもとより、「信用」に関わってきます。
したがって、履歴書の学歴欄は正直に「中途退学」と書くことがルールであり、素直さが評価に繋がります。嘘の情報を書かず、中退の理由付けをしっかりとしてプラスな前向きな姿勢を示すことが好印象となるポイントです。
中退の場合の書き方
最終学歴として中退は認められていませんが、記入するときは「中退」ではなく「中途退学」と記入しましょう。
他の学歴と同様に年月日と学校名、そして「中途退学」と記入します。
【高校中退の場合】
○○年○○月○○日 △△中学校 卒業
○○年○○月○○日 △△高等学校 入学
○○年○○月○○日 △△高等学校 中途退学
【大学中退の場合】
○○年○○月○○日 △△高等学校 卒業
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 入学
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 中途退学
【専門学校を中退の場合】
○○年○○月○○日 △△高等学校 卒業
○○年○○月○○日 △△専門学校 入学
○○年○○月○○日 △△専門学校 中途退学
もし高校や大学を中退して「高等学校卒業程度認定試験」または「大学入学資格検定(2004年廃止)」に合格していた場合は、最後に必ず「○○年○○月○○日 高等学校卒業程度認定試験(大学入学資格検定)合格」と記入しましょう。
中途退学した場合の学歴欄の記入方法です。
高卒認定試験、大検の場合は合格した年月日を記述するんですね。
次に、中途退学理由の書き方の例も見ておきましょう。
中退理由の例
中退の理由はさまざまですが、面接などのためにも明確にしておくことが重要です。中退であることをリカバリーするためにも、自身の中退の理由をしっかりと固めておきましょう。以下に中退理由の例を紹介します。
- 家庭の事情
- 病気や怪我などの健康上の理由
- スキルアップのため(留学など)
- 進路志望の変更
中退してもリカバリーするコツ
中退の場合でも、前向きな姿勢でアピールすることが大切です。中退したことをリカバリーするには、基本の書き方に加えて「中退理由」を履歴書に簡潔に記載するとであり、採用担当者も納得できるでしょう。
【スキルアップの場合】
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 中途退学
海外留学に挑戦して英語を勉強するため退学
【進路志望の変更の場合】
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 中途退学
進路志望変更のため退学
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 中途退学
社会人として就業するため退学
【家庭の事情の場合】
○○年○○月○○日 △△大学××学部□□学科 中途退学
大学在学中、親に介護が必要となったため退学
留学などの場合は、単に「語学留学」とせず「英語」など詳しく書くとアピールになります。また、単位が取れなかった場合などマイナスアピールになってしまうのならば記載しなくても問題ありません。
まとめ
中退はマイナスイメージだからと記載しないのはNGです。
書かないことが逆にマイナス評価に繋がることになってしまうので、必ず「中途退学」と記載し、明確な理由があれば理由を添えましょう。正直に記入することが重要であり、担当者の評価となります。
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中退理由について、履歴書に記述する方法を紹介しました。
ここに具体的な目的や理由を書いておくんですね。
加えて面接で聞かれたときにも、しっかりと経緯を説明できるようにしておきましょう。
前向きな姿勢を見せるのが大事ということですね。ありがとうございました!
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