icon
icon

メールの書き方に困ったら!「了解」「承知」「了承」の違いと使い方

【了解・承知・了承】はビジネスシーンで、よく使われる合意や理解の返答ですが、正しい使い方や適切な用法をいまいち理解できない、という人も少なくないはず。そんな、【了解・承知・了承】の使い方をわかりやすく解説、ぜひ参考にしてみてください。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

「了解・承知・了承」。これらは同じ意味を持つ言葉ですが、皆さんはどのように使い分けていますか?

今回はメール作成時における「了解・承知・了承」の意味と用途を紹介します。正しい用途をしっかりと理解し転職活動を一歩リードしましょう。

 

了解とは

日常生活において、もっとも使いやすいのが「了解」です。しかし、上司や目上の人に対しては相応しくない言葉と言われています。

「了解しました」など「しました」を付けることにより丁寧な響きになりますが、あくまでも丁寧語であって謙譲語ではありません。同僚や目下の人に使うのは問題ありませんが、ビジネスシーンでは十分に注意するようにしましょう。

転職活動でも同様です。企業の面接担当者に対し「了解しました」と使うのは相応しくありません。

 

承知とは

「承知」はビジネスシーンで推奨されている言葉です。

上司や目上の人に対して自然に「承知しました」「承知いたしました」などの言葉が出てくるようにしましょう。企業によっては入社時研修などで、これら謙譲語の利用を学ぶこともできるでしょう。

転職活動中も同様に「承知」は積極的に使うべき言葉です。

 

[PR] 生成AIを実務で使うコミュニティがなんと0円!

了承とは

「了承」は何かを承諾するときに用いられる言葉です。丁寧な言葉ですが、上司や目上の人に使うには相応しくありません。

「了承」は上司が部下に対して使うべき言葉と言われています。ビジネスシーンでは「承知しました」「承りました」などで代用するようにしましょう。転職活動でも企業の面接官に対し使うのは相応しくありません。

 

それぞれの利用シーンとは

「了解」

〇 部下から「出張のため次回の会議に参加できなくなりました」などのメールがあった場合、上司から「了解です」と返信をする。

×  取引先から「明日の15時に電話会議をお願いできますか」などのメールがあった場合に「了解しました」と返信をする。

 

「承知」

〇 上司から「次回の会議に参加してほしい」などのメールがあった場合、部下から「承知しました」と返信をする。

〇 お客様から「次回の納品を来月の15日にして欲しい」とメールがあった場合「承知いたしました」と返信をする。

×  部下から「次回の打ち合わせは20日にして欲しい」とメールがあった場合「承知いたしました」と返信をする。

 

「了承」

〇 上司やお客様に対して「〇〇の件、ご了承いただけますか」などと問いかける。

×  上司から「出張時の飛行機を変更できないか」とメールがあった場合「了承しました」と返信をする。

これまで紹介してきた注意点を踏まえて、正しく使えるよう心がければ、ビジネスシーンでの振る舞いも一つ安定したものとなるでしょう。例文を参考にしつつ、習慣としていけることが重要です。

 

まとめ

今回は「了解・承知・了承」の意味と用途を紹介しました。それぞれの意味と用途をしっかり理解し、就職活動や、転職活動。そして社会人になってからも、正しい文書でメールを送るよう心がけましょう。

IT業界でおすすめの転職サイト・エージェントもまとめているので、転職を検討している方はぜひ活用してみてください。

 

また、テックアカデミーは、積極的に情報集取を行い学習、成長していくビジネスマンの今後を応援しています。そんな方々におすすめなのはIT業界でキャリアを描くこと。IT業界は成長産業であり、上昇志向や成長志向のある人であれば幅広いチャンスを掴むことが可能です。しかし、総合職であっても技術職とコミュニケーションが取れる人材が求められています。

テックアカデミーにはIT業界で市場価値の高いエンジニアとして活躍したい方向けに、エンジニア転職保証コースがあります。

専門知識を効果的に学び、プロのコンサルタントの支援のもと行う転職活動でより自分にあった企業と出会ってみませんか。

IT業界でキャリアアップを目指したい方は、業界の最前線で働くプロのエンジニアからIT業界のリアルを聞ける無料カウンセリングから試してみてください。