Rubyで無限ループを終了する方法【初心者向け】
初心者向けにRubyで無限ループを終了する方法について解説しています。loopやstepを利用した無限ループの方法を、その終了のしかたも含めて覚えていきましょう。実際にソースコードを書いて説明しています。
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Rubyで無限ループを終了する方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
無限ループを終了する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
無限ループとは
無限ループとは、eachなどのメソッドのように、何回ループさせるか定かではない場合や、処理を常に実行し続けたい、などの場合に使用する手法です。
無限ループは以下のようなメソッドを使用することで実現ができます。
# loopメソッドを使用した無限ループ loop do # 処理内容 end # stepを使用した無限ループ 1.step do |i| # 処理内容 end
無限ループを終了する方法
当然ですが無限ループは、無限に処理を繰り返すため、eachメソッドなどとは違い、自動的に止まる事はありません。
# stepを使用した無限ループ 1.step do |i| puts i # 1 2 3 4 .... とターミナルに延々と表示 end
と書いて、ターミナルでこのスクリプトを起動した場合は、常に数字が画面に表示され続ける事になります。
無限ループを停止するためには、特定の条件があった場合に `break` を入れるなどで停止をする事ができるようになります。
breakは、ループ処理を終了する、という役割を持っています。
# stepを使用した無限ループ 1.step do |i| puts i break # breakで終了するため、ターミナルには 1 しか表示されない end
実際に書いてみよう
無限ループで書き込み処理を実行し、特定の条件下でループを終了する、というサンプルコードを作成していきます。
ソースコード
require 'date' # ログファイルに書き込み準備 file = Date.today.to_s + "_application.log" # 乱数の準備 random = Random.new() File.open(file,"w") do |file| # loopでの実行 loop do rnd = random.rand(1..1000) # 1~1000の間で乱数を生成 file << rnd.to_s + "n" # 乱数を書き込み if rnd.modulo(100) == 0 then # 乱数が100で割って余りが0だった場合は処理を終了 break end end # stepでの実行 1.step do |i| rnd = random.rand(1..1000) # 1~1000の間で乱数を生成 file << rnd.to_s + "n" # 乱数を書き込み if rnd.modulo(100) == 0 then # 乱数が100で割って余りが0だった場合は処理を終了 break end end end
実行結果として、ログファイルの作成と、中には乱数が追記されています。
しかし、breakがあるため、100で割った数の余りが0の場合、処理が終了するようになります。
YYYY-MM-DD_application.log
403 215 736 600
回答してくれたメンター
中廣 誠
職種: WEBエンジニア 過去の開発実績・業務内容: 趣味など |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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