バイト型を扱う!Pythonでbytesを扱う方法【初心者向け】
初心者向けにPythonでbytesを扱う方法について解説しています。str型とバイト型それぞれの違いと変換方法、データの作成方法について学んでいきましょう。実際にコードを書いて説明しているので、参考にしてみてください。
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Pythonでbytesを扱う方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
bytesを扱う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
bytesとは
Pythonでは”bytes”を主に以下2つの意味で使います。
- バイト型データそのもの
- バイト型データを生成するためのbytes関数
strとbytesの違い
strは文字列型、bytesはバイト型を表現します。
- 文字列型は文字の連なりで、ファイル(ハードディスク)に直接保存できません。
- バイト型はバイトの連なりで、ファイルに保存できます。
両者を関連付けるのはエンコーディングです。
そのため同じバイト型データであっても、エンコーディングが異なると、別の文字列型データになります。
シングルクォート、ダブルクォート、トリプルクォートで囲むと文字列型になります。
'foo' "bar" """baz baz"""
先頭にbを付けてシングルクォート、ダブルクォート、トリプルクォートで囲むとバイト型になります。
b'foo' b"bar" b"""baz baz"""
文字列型をバイト型に変換するには、encode関数を使います。
s = 'hello' s.encode() -> b'hello'
逆にバイト型を文字列に変換するには、decode関数を使います。
b = b'hello' b.decode() -> 'hello'
実際にbytesを使ってみよう
以下のプログラムでは、bytes関数を用いてバイト型データを作成し、ファイルへの読み書きを試してみます。
サンプルコード
bs = bytes(range(8)) with open('sample.dat', 'bw') as f: f.write(bs) with open('sample.dat', 'br') as f: print(f.read())
実行結果
b'x00x01x02x03x04x05x06x07'
解説
1行目でbytes関数を使い、バイト型データを作ります。
range(8)は0以上8未満の数字列を生成するので、変数bsには0x01, 0x02 .. 0x07の数字列になります。
3行目でsample.datファイルを開き、バイト型データを書き込みます。ファイルを’b'(バイト)、’w'(書込)モードで開く必要があります。
6行目でsample.datファイルを開き、データを読み取ります。ファイルを’b'(バイト)、’r'(読取)モードで開く必要があります。(rは省略できます)
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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