eラーニングシステムを比較!成功事例も紹介
eラーニングの導入を考えている人事の方必見!eラーニングの概要から、集合研修との違い、各研修のメリットデメリット、更におすすめのサービスまで紹介しています。是非参考にしてみてください。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
時間や場所を選ばないことで話題のeラーニング研修。
日本能率協会マネジメントセンターが2015年に行った調査によると、国内におけるeラーニング研修導入企業は8割となっています。
まだeラーニングを取り入れていないけれど、取り入れようか迷っている人事の方のために、本記事では、eラーニングの概要、種類から集合研修との違い、各研修のメリットデメリット更にはサービス紹介もしています。
是非参考にしてみてください!
なお本記事は、TechAcademyの法人向けIT研修での実績をもとに紹介しています。
目次
eラーニングとは?
eラーニングとはパソコンを利用した学習のことを指します。(参考:コトバンク)
ですが、最近では技術発展の影響もあり、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなど、媒体を問わず利用するというケースが広く見られるようになっています。
eラーニングの種類
eラーニングの種類は2種類あります。
- 自社に専用のサーバを設置し、eラーニング環境を構築し実施する「イントラネット型」
- ASPサービスを利用してシステムを社外に委託運用する「アウトソーシング型」
使用ツールとして、PCとモバイル端末が挙げられます。
PCは、職場や自宅内で学習する為、モバイル端末は、職場や自宅以外の場所で学習できるという各々の利点があります。
近年のeラーニング活用傾向は?
近年における活用の傾向を見ると、講義・テキスト学習・問題演習などすべてeラーニングで実施する方法に加え、集合研修とeラーニングを連動する方法、更にテキスト(紙媒体)とeラーニングを連動する方法があります。
すべてeラーニングで実施する方法
資格取得や語学教育などで行うケースが多く、文字だけでなく、動画などで視聴覚に訴えることが効果的な場合に有効。
集合研修とeラーニングを連動させる方法
まず、集合研修の概要について解説していきます。集合研修は、参加者を一か所に集め、人対人で行う研修方法になります。
メリットとして、他人の目があるので緊張感が生まれ、一人で勉強するよりも同じ目的を持った人たちと一緒に勉強するのでモチベーションの向上に繋がります。
次に、集合研修とeラーニングを連動させる方法として、集合研修の前にeラーニングを適用する場合と、集合研修の後に適用する場合の2パターンをご紹介します。
- 重要な教育内容は集合研修で受講者を集めて実施し、その前後にeラーニングで個別学習を行う方法
- 個別学習では、ケース研究やワークシートを使用し、送られてくる課題に回答し、返送する。会社(解説者)は回答済みシートにコメントを行い、受講者へ返信します。
このような学習を繰り返す中で、途中あるいは最後に集合研修を実施し、eラーニングでの学習効果をお互いで検証します。
紙媒体とeラーニングの連動
基本テキストは紙教材を送付し、受講生はまずこれを使って基本学習を行います。そして、添付課題やケース課題、質問応答などをeラーニングで行います。
この方法は、企業が通信教育や集合研修に代わる教育方法として導入するケースが増えています。
さて、前にも「集合研修」と「eラーニング研修」というワードが出てきたと思いますが、この2つの違いについて詳しく説明していきます。
「集合研修」と「eラーニング研修」の相違点
eラーニングは、モバイル端末を利用すれば時間や場所の制約を受けずに学習できます。
一方、集合研修では会場の設置、講師の調達といった手間とコスト、参加者のスケジュール調整や移動費など時間と場所の制約が大きく、参加者の人数が増えるほど大きなコストが発生してしまいます。
また、全国展開する企業では、頻繁に集合研修を実施するのが難しいため、スピード感に欠けてしまいます。しかし、eラーニングは全拠点で統一した研修内容の提供が可能で、スピーディに対応できますが、集合研修は、講師やほかの参加者と対面することで、個人学習では味わえない臨場感と相互啓発などの利点があります。
それによって理解度がさらに深まり、新しい気づきに繋がるのは集合研修にしかないメリットとなります。
まず初めに、eラーニング、集合研修双方の受講者側のメリットについてまとめてみました。
メリット
【受講者】eラーニング研修
- 時間や場所に制約されず、受講できる
- 自分のペースで繰り返し受講可能
- 必要な部分だけ抜粋して学習することができる
- 苦手分野の克服に繋がる
【受講者】集合研修
- 非日常と臨場感が味わえる
- 人対人のため、直接学ぶことができる
- 受講者同士学習意欲を高めることができる
- その場でフィードバックがもらえる
次に双方の主催者側のメリットをまとめてみました。
【主催者】eラーニング
- 時間や場所、人数の制約を受けず提供できる
- 必要な情報を速くに提供できる
- 多様なコンテンツの提供が可能
- 学習の進捗状況や履歴を完全管理できる→
- 社内問題の早期発見、解決につながる
- 運用コストの削減ができる
- 社員の習熟度格差が埋まり、生産性向上に繋がる
【主催者】集合研修
- 強制力がある
- 一定カリキュラムを確実に学習できる
- 学習者の反応を確認しながら進められる
- 帰属意識の醸成
ここまでメリットのみ述べてきましたが、もちろんデメリットもあります。
デメリット
【eラーニング研修デメリット】
- 個人のモチベーション低下
- 強制されないので自己学習が苦手な人には向かない
- インターネット環境が必要
【集合研修デメリット】
- コストが大幅にかかる
- 学習履歴の管理が大変
- 時間や場所が限られてしまう
- 提供コンテンツが限られる
- 受け身学習になりやすい
以上がeラーニング研修と集合研修のメリットとデメリットについてです。
さて、ここまでの内容を抑えた上で、eラーニング研修の効果って出ているの?という疑問をお持ちの方の為に企業が導入し成功した事例を2つ程紹介します。
eラーニング研修成功事例
- 株式会社ロッテリア(サイト内インタビュー一部抜粋)
「クレーム数の軽減のような具体的な効果はおそらく次の段階で、現時点では実施状況をしっかり把握、管理できることにメリットを感じています。受講履歴を見れば、実施していない社員がひと目で分かるので、こちらから電話やメールで、アプローチすることができます。現場の問題をいち早く察知できるといった副次的効果も期待できるかもしれませんね。」
- 株式会社トップ教育センター(サイト内インタビュー一部抜粋)
「授業の内容を何度も復習できるので生徒さんの学力向上につながったのはもちろんのこと、一番の効果は保護者の皆さんにより安心していただける教育体制が実現できたことでしょう。
苦手科目はマンツーマン指導で徹底的にフォローできますが、それ以外の科目がなおざりになってしまうことを保護者の方はとても気にされるんですね。そこをeラーニングで補完できるので、得意教科と苦手教科をバランスよくフォローできる教育体制となり、結果、保護者の方にも安心していただくことができました。」
(参考:WARK)
eラーニングシステム紹介
Smart Boarding
「Smart Boarding(スマートボーディング)」は、社員の定着化や即戦力化を実現するための、国内初のクラウド型サービスです。「自社オリジナル教育プラン設計・構築」や「教育コンテンツ」「実施運用ルール」などの作成・運用を支援し、早期オンボーディングをサポートします。
【特徴】
- 忙しい「ベンチャーの人事部」が発案したサポートサービス。中途社員育成の後回しを構築支援と運用の仕組み(クラウド)で解決
- 360以上の学習コンテンツを簡単に組み合わせができ、必要な人に1クリックで一括配信が可能。進捗管理も円グラフなどで簡単に実施できる
- リリース後、2か月で120社以上の導入実績を持つ
【料金】
・On Boarding Service
(リアル研修トレーニング+WEBシステム)
49,400円/月 容量5GB、30ID
・Smart Boarding
(WEBシステムのみ)
29,400円/月 容量5GB、30ID
※ID追加:980円/1ID〜
※容量追加:300円/1GB〜
KnowledgeDeliver
すべての研修の進捗から成果までを一元管理できる、進化した「学習管理システム」を導入。
「1500の導入実績」と「お客様の想い」を元に、最適化された「世界で唯一のオリジナル研修」をご提案いたします。
あわせて、多様な教育スタイルを実現する当社独自の管理システムやスマートフォン・タブレットなどの最新のIT機器を活用し、高い研修効果をお求めの企業・官公庁様の課題解決に取り組みます。
【特徴】
- 日本初e-ラーニング専門会社、1500社の導入実績を持つ
- グローバル化に向けた多言語対応や、ビッグデータ社会を見据えた学習履歴の把握・活用など、半歩先の機能をいち早く導入。「今」だけではなく「みらい」に応えられる製品とソリューションの提供
- 企業・官公庁・社会人スクール・大学・予備校・塾・専門学校・高校・幼児教育・・・ 各分野に特化した経験と知見を持つ専門スタッフ
【料金】
500,000円/100ユーザー
1,000,000円/1000ユーザー
3,000,000円/無制限
Coursebase
Coursebaseは企業研修を最も効率的に運用するために創られたクラウド型の研修管理システムです。直感的に誰でも使えるデザインで、研修管理に必要な全ての機能を備えています。今までにないスピーディーで快適な研修管理をCoursebaseでご体感頂けます。
【特徴】
- 多種多様な研修への対応可能(数万人が受講するオンラインコースや対面型コースの作成、メンバー登録、提出物の採点、メールでのリマインド、アンケート管理、レポート作成など、今まで人の手を介して行っていた多くの作業が自動化)
- どのような研修タイプでもCoursebase上で作成・配信することが可能。管理者はコースビルダーを使ってドキュメントの埋め込みはもちろん、パワーポイントや動画などを制限なくアップロードしてコースを作成でき、コンテンツ・マーケットプレイスでは、TACやJapan Learning、Cicom Brainsなど業界最大手の教育関連会社が提供する、高品質なコースを揃い
- ワークフローを意識した最適なデザイン。研修管理に必要な全ての機能を備えているので、今までにないスピーディーで快適な研修管理ができる。
【料金】
30日間無料
shouin
組織に新しく加わった人材を1日も早く戦力化!人材の定着を促し、採用・育成コストの削減を実現。動画マニュアル、スキル評価、トレーニング状況分析など人材育成を中心とした機能で、人材1人ひとりの価値を最大化させることが可能。
【特徴】
- いつでもどこでも動画で学習。個人のスマートフォンで利用できるので、時間と場所を選ばず、自分の好きな時に動画を繰り返し見てトレーニングできるので、新人の戦力化が加速。更に指導側の負担も軽減され、現場の生産性向上に繋がる
- チェックリストで従業員の評価基準を策定すると、全従業員を同じ基準で評価できるため、スキルの平準化が見込める。
- コンテンツの利用状況やチェックリスト達成率など、様々なデータを分析することで、今まで可視化できなかった現場の人材育成の課題を把握できるようになる。
【料金】
従業員1000名まで
初期設定費 ¥100,000
¥200,000/月
※1000人以上の場合はお問い合わせ、オプション機能は別途費用がかかります。
Learning Tracker
【特徴】
- 企業の要望にあわせて、柔軟なカスタマイズ可能な学習管理システム。自社の運用に見合ったeラーニングシステムを探している方におすすめ。
- 利用する受講用端末に応じて表示を最適化。 パソコン(Windows&Mac)やタブレット・スマートフォン(iOS&Android)など、さまざまな端末による受講が可能。さらに、自動振分機能により、従来型の携帯電話による受講も可能。
- 「所属データ」「ユーザ(受講者)データ」「成績閲覧権限者データ」などを自動更新するための機能を装備。バッチプログラムにより、所定フォーマットの全件データを新・旧比較し、その差分データを自動で取り込み更新することが可能で、運用管理者の業務負荷を大幅に軽減。
【料金】
お問い合わせ、資料請求
e-ラーニングを研修に取り入れることで、人事の業務負担を大幅に軽減できたり、集合研修と組み合わせることによって、集合研修とe-ラーニング研修両方のメリットを組み合わせた研修が可能になります。
e-ラーニングを取り入れた研修方法を実践してみてはいかがでしょうか?
無料で学べるeラーニングサービスもまとめているので、合わせてご覧ください。
また、TechAcademyでは、従来の講義型研修とは違い、実務を想定したカリキュラムで実践的スキルを短期間で確実に身につけられる法人向けオンラインIT研修を展開しています。
1名〜数百名規模・業界を問わず、500社以上の企業様の研修を実施しています。 受講生一人ひとりに現役エンジニアのメンターが付き、皆様のニーズにあったサポートを行います。学習時の「わからない」を確実に解消いたします。