Rubyのto_symメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのto_symメソッドの使い方について解説しています。Rubyの内部実装では、メソッド名や変数名、定数名、クラス名などの名前は整数で管理されています。文字列をキーにした場合に比べ、シンボルを使う場合は使用メモリが節約できます。
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Rubyのto_symメソッドの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
to_symメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
to_symメソッドとは
to_symメソッドとは、シンボル(Symbolオブジェクト)を返すメソッドです。Symbolオブジェクトは、:sampleなど : + 文字で表されるものを指し、任意の文字列と一対一に対応するオブジェクトです。
コードの上では、文字列のように見えますがプログラム内部では整数として扱われているため、文字列を扱うより高速に処理されます。
この性質のため、Symbolオブジェクトは ハッシュのキーやインスタンス名などに使われることが多いです。
to_symメソッドの使い方
それでは、to_symメソッドの使い方をみていきましょう。文字列のあとに.to_symと続けることでSymbolオブジェクトを確認することができます。
例えば
"hello".to_sym
といったように使用します。
実際に書いてみよう
最後に実際に書いて動きを確認しましょう。今回は文字列も一緒に出力して、文字列とSymbolオブジェクトの違いをみていきます。
またall_symbolsを使って、追加されたオブジェクトを確認しましょう。
# 文字列を宣言 str1 = "hello" str2 = "hello" # 同値なのでtrue p str1 == str2 # object_idが違うのでfalse p str1.equal?(str2) p str1.object_id p str2.object_id #to_symでSymbolオブジェクトに変換 sym1 = str1.to_sym sym2 = str2.to_sym # 同値なのでtrue p sym1 == sym2 # object_idも一緒なのでtrue p sym1.equal?(sym2) p sym1.object_id p sym2.object_id # all_symbols 全てのSymbolオブジェクトを返す。 # 今回は最後の一個を確認し、:helloが追加されたことを確認 p Symbol.all_symbols[-1]
実行結果は以下の通りです。
true false 70251568384760 70251568384740 true true 70251568384360 70251568384360 :hello
以上がto_symメソッドの解説になります。Symbolオブジェクトと文字列の違いを理解して、適切に扱えるようになりましょう。
筆者プロフィール
メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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