Javaで時間を計測する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaで時間を計測する方法について解説しています。ここではcurrentTimeMillis()メソッドを使って時間の計測を行います。サンプルコードを実際に動かして動作を見てみましょう。
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Javaで時間を計測する方法について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
時間を計測する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
時間を計測する方法
java.lang.SystemクラスのcurrentTimeMillis()メソッドは、現在の時刻をミリ秒の単位で返却します。ただし、返却値の精度はオペレーティングシステムに依存します。
(例:オペレーティングシステムが時間を計測する単位が10ミリ秒の場合、返却値の単位はミリ秒ですが精度はミリ秒ではなく10ミリ秒となります。)
尚、currentTimeMillis()メソッド実行時にパラメータは不要です。結果のミリ秒は、標準時刻1970年1月1日午前0時からの経過時間です。
サンプルコード
現在時刻をコンソールに出力します。
public class SampleClass { public static void main(String[] args) { System.out.println(System.currentTimeMillis()); } }
実行結果は
1553808656704
となります。(結果は実行時刻により異なります。)
では実際に、処理時間時間を計測するプログラムを実装します。
開始時の時刻と終了時の時刻をSystem.currentTimeMillis()メソッドにより取得し、
終了時の時刻-開始時の時刻 の減算で、処理に要した時間を求めます。
開始時、終了時の時間は、サンプルコード1の結果から分かるように int 変数の最大値2147483647を超えるため
さらに広い範囲を持つlong型に代入します。
実際に書いてみよう
public class SampleClass { public static void main(String[] args) throws InterruptedException { //処理開始前の時刻 long start_point = System.currentTimeMillis(); //計測したい処理 //ここでは、1秒間スレッドを一時停止する Thread.sleep(1000); //処理終了時の時刻 long end_point = System.currentTimeMillis(); //処理終了時の時刻-処理開始前の時刻 long time = end_point - start_point; //結果を出力 System.out.println("処理開始前の時刻" + start_point); System.out.println("処理終了時の時刻" + end_point); System.out.println("処理に要した時間" + time); } }
上記の例では計測対象の処理として、スレッドを一時停止する、Thread.sleep()メソッドを実装しました。引数に停止時間をミリ秒で指定します。1秒停止するので1000を指定しました。
実行結果は
処理開始前の時刻1553809266075 処理終了時の時刻1553809267076 処理に要した時間1001
となります。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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