Pythonで標準入力する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonで標準入力する方法について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

標準入力とは

標準入力とは、オペレーティングシステムやプログラミング言語で最初から用意されているデータの受け入れ口のことです。

Pythonで標準入力を行うにはinput関数を使用してキーボードからの入力を受け付けます。

似たような言葉で、標準出力があります。

標準出力はprint関数などの実行結果が表示される場所という意味です。通常はターミナルやコマンドプロンプトなど、Pythonを実行している場所が標準出力となります。

 

input関数の使い方

input関数の使い方は以下のとおりです。
 

data = input()

 
上記のように書くことで、入力待ちの状態となります。

inputに引数を指定することで、入力待ちプロンプトを表示することも可能です。
 

data = input("魚の種類を入力してください")

 
複数行の標準入力を行う場合は上記を繰り返します。

 

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標準入力を行ってみよう

今回のサンプルプログラムでは標準入力を利用します。

複数回の標準入力を実現するために、入力結果をリストに保存するようにしました。
最後にリストの要素をfor文で1つひとつ取得して、print文で標準出力に出力しています。

for文で使用している「enumerate」はインデックスを取得する関数です。インデックスは0から始まります。便利なので覚えておくと良いでしょう。
 

fishes = []

while True:
  data = input("魚の種類を入力してください(qで終了)")

  # qが入力されたら終了する
  if(data == "q"):
    break

  # 空データは無視する
  if(len(data)>0):
    fishes.append(data)

# 入力結果を表示する 
for idx, fish in enumerate(fishes):
  print(idx+1, "匹目は", fish, "ですね！")

 
実行結果は以下のようになります。
 

魚の種類を入力してください(qで終了)あじ
魚の種類を入力してください(qで終了)さんま
魚の種類を入力してください(qで終了)まぐろ
魚の種類を入力してください(qで終了)イワシ
魚の種類を入力してください(qで終了)鮭
魚の種類を入力してください(qで終了)q
1 匹目は あじ ですね！
2 匹目は さんま ですね！
3 匹目は まぐろ ですね！
4 匹目は イワシ ですね！
5 匹目は 鮭 ですね！

 

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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