UbuntuにJava8をインストールする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにUbuntuにJava8をインストールする方法について解説しています。最初にオペレーティングシステムUbuntuの特徴、利点について説明します。次に、UbuntuにOracle Java8をインストールする方法について順番に見ていきましょう。
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UbuntuにJava8をインストールする方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
UbuntuにJava8をインストールする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
Ubuntuとは
Ubuntuはコミュニティで開発されているOSです。
コンピュータを利用するためにはOSの導入が必要です。そして、オペレーティングシステム(OS)は、プログラムが動作するための基本的な機能を提供します。一般ユーザー向けにはWindowsやMacOSが広く普及しており、企業内のサーバー用OSではLinuxが普及しています。
Linuxは各種のプログラムを加えてパッケージ化し、ユーザーが使いやすいように「Linuxディストリビューション」として提供されているものがあります。ディストリビューションは、パッケージ管理システムの相違から下記の3系統に大別することが可能です。ちなみに、UbuntuはDebian系のLinuxです。
【Linuxディストリビューション】
- Debian系
- Red Hat系
- Slackware系
Ubuntuは、利用頻度が高いアプリケーションがプリインストールされており、コマンドを使わなくても多くの作業をGUIでおこなえる点などがユーザーに支持されています。
UbuntuにOracle Java8をインストールする方法
UbuntuにJavaをインストールするには、Java SE Downloadsからインストーラを入手してインストールする必要があります。
Javaの利用のみであれば「JRE」でも良いものの、今回は開発者用に「JDK」をインストールしましょう。
「JDK」はJava Development Kitの略で、Javaプログラムで開発を行う際に必要となるものです。ちなみに、JDKをインストールするとJREもインストールされるため、別々にインストール必要はありません。
環境
以下の環境で動作を確認しました。
- Ubuntu18.04
OracleJDKのインストール
Oracle Javaのインストールには、Oracle Java SE Downloadsにアクセスしたうえで、ライセンス契約に同意しましょう。そして、ディストリビューション用のインストーラーをダウンロードします。
今回はJava8のJDKをインストールするため、下記をクリックしてください。
「Java SE Development Kit 8u231」から「Accept License Agreement 」をチェックします。
今回はUbuntuへのインストールするため、「Linux x64」のダウンロードファイル「dk-8u231-linux-x64.tar.gz」をクリックしてダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍するディレクトリを用意します。
$ sudo mkdir -p /usr/lib/jvm
tarファイルを解凍してJDKをインストールしましょう。
$ sudo tar zxvf jdk-8u231-linux-x64.tar.gz -C /usr/lib/jvm
JDKファイルは/usr/lib/jvm/jdk1.8.0_231という名前のディレクトリにインストールされます。
そして、新しいJavaバージョンを利用できることをシステムに伝えます。
$ sudo update-alternatives --install "/usr/bin/java" "java" "/usr/lib/jvm/jdk1.8.0_231/bin/java" 1
以下のコマンドを使用して、新しいJDKをデフォルトとして設定しましょう。
$ sudo update-alternatives --config java
まとめ
最後にインストールされているかどうかを確認しましょう。
JDKを上手くインストールできた場合は、javacコマンドが使えるようになります。
# javaのバージョンチェック $ java -version java version "1.8.0_231" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_231-b11) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.231-b11, mixed mode)
監修してくれたメンター
松井紀明
メーカー系で17年エンジニアとして勤務後、現在はフリーのエンジニアとしてリモートワークで働いています。 |
UbuntuにJava8をインストールする方法がよくわかったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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