Androidアプリ開発でログ(Log)を出力する方法【初心者向け】
Androidアプリを開発する際に、【ログ(Log)】を出力する方法を初心者向けに解説した記事です。ログを出力するには、ログレベルに応じて5つのメソッドが用意されています。また、出力ログを絞り込む方法も紹介しています。
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Androidアプリを開発するときに便利な、[LogCat]ビューにログを出力(取得)する方法をご紹介します。
Androidアプリ開発でログ(Log)を出力することで、現在の処理状況を確認できます。
実務でも、Androidの[LogCat]ビューを利用し、現在の処理状況を確認しますので、ぜひ学習してみてください。
目次
田島メンター!!Androidアプリを作っている途中でなんかうまく動作していないようなんですけど、ログって残ってないんですか?
ログは別途出力するように設定する必要があるんだ。
どうやるんですか〜?
Logクラス
Log出力は、ログレベルに応じて、Logクラスで用意されている、次のログメソッドを利用します。
クラスとは、頻繁に利用する処理をあらかじめ用意しておく便利な機能です。
メソッドとは、クラスで用意している個別の処理を呼び出す機能です。
ログメソッド一覧
よく利用するログメソッド一覧です。
どのメソッドを利用するかは、表示するログの重要度に応じて変えていきます。
Log.v:VERVOSE(すべてのログ情報)の重要度が低く、Log.e:ERROR(致命的な問題)の重要度が最高です。
ログメソッドの構文としては、どのメソッドを利用しても同じです。
Log.v:VERVOSE(すべてのログ情報) Log.d:DEBUG(デバッグ情報) Log.i:INFO(情報) Log.w:WARN(警告) Log.e:ERROR(致命的な問題)
ログメソッドの構文
ログメソッドの基本的な構文について解説します。
サンプルコード
Lod.d(tag, msg);
解説
tagには、ログを認識するためのキーを指定します。
キーには、MyApp.javaファイルのログを確認したい場合は、MyAppを指定すると良いでしょう。
MyAppを指定する場合は、文字列のため、”などのクォテーションで囲んで指定します。
msgには、ログ出力する際にわかりやすくするためのメッセージを指定します。
メッセージも文字列のため、”などのクォテーションで囲んで指定します。
例えば、MyApp.javaの変数int iの値を確認したい場合、次のように使用します。
Log.d("MyApp","変数 i は「" + i + "」");
LogCatビューでログを確認する
出力されたログは、Android Studio上のLogCatビューで確認できます。
LogCatビューは、画面の下方に設置されています。
もしも表示されていない場合は、Android Studioメニュー- [View] – [Tool Buttons] にチェックが入っていることを確認してください。
画面下側の[6:Android Moniter]をクリックしてください。
Android Moniterが表示されるので、[logcat]タグを選択します。
出力ログを絞り込む
LogCatビューには、Androidのシステムが出力するものも表示され、必要なログを絞り込むことでより見やすくなります。
次の例は、画面に表示されたボタンを押すと、変数iをカウントアップするアプリの出力ログです。
表示させるログレベルを変更したい場合は、右上のプルダウンで変更できます。
例えば、[debug]に変更した場合、debug以上のログのみが表示されます。
また、キーワード検索で絞り込むこともできます。
まとめ
Androidの[LogCat]ビューを利用し、現在の処理状況を確認できました。
AndroidのLogクラスのLogメソッドを利用すると、5段階の優先度で処理ログを確認できました。
ログメソッドの構文は、ログの優先度に関わらず、同じ構文を利用しました。
アプリが開発できたらAndroidアプリのデバッグ方法もあわせてご覧ください。
あ、変数に正常に代入されてませんでした。こうやってログを残すんですね!
うん。デバッグ以外にも、ログを自分で確認することも大事だから、覚えておくと良いね♪
はい♪
Androidアプリ開発を学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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