Pythonで一定間隔で処理を実行する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonで一定間隔で処理を実行する方法について現役エンジニアが解説しています。一定間隔で処理するにはtimeモジュールのsleepメソッドを使います。引数には秒数を指定することが出来、指定の秒数の間、処理を止めることが出来ます。ループ文で使ってみましょう。
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Pythonで一定間隔で処理を実行する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
Pythonで一定間隔で処理を実行する方法について詳しく説明していくね！
お願いします！
Pythonでプログラミングをしていると、プログラムを決まった時間に定期的に実行したいときがあると思います。
でも、毎回決まった時間にプログラムを手動で実行するのはバカらしいですよね。プログラムの実行が夜中ともなると、プログラムを実行するために起きなければならないのでたまったものじゃありませんね。
実は、Pythonにはこの問題を解決するためのモジュールが備わっています。そこで、この記事では一定の時間間隔でコードを実行する方法についてご紹介致します。この記事を読めば、効率良くプログラムを実行できるようになりますよ。
timeモジュールとは
timeモジュールとは、時間に関する操作をするためのモジュールです。
timeモジュールを使うと、毎晩夜中にコードを実行したり、10秒おきにコードを実行したりといったことが可能になります。直接自分で操作してコードを実行しなくて済むので便利ですね。
たとえば、timeモジュールはWebページのスクレイピングの際にもよく用いられます。スクレイピングとは、Webページ上データを自動的に情報収集する方法のことです。
Webページというのは必ず世界のどこかで誰か運用しているものですので、サーバーに負荷をかけるとその運用者に迷惑がかかります。そのため、スクレイピングをする際は一定の間隔で処理をストップさせ、サーバーへの負荷を軽減するのが礼儀となっています。
一定間隔で処理を実行する方法
一定間隔で処理を実行するには、time.sleep()メソッドを用います。このメソッドの引数には停止時間を秒単位で指定します。
実際に書いてみよう
それでは実際にコードを書いていきましょう。まずは1秒おきにprint文を実行するコード書いてみます。
【コード】
import time
for i in range(0, 100, 1):
time.sleep(1)
print(i, "秒経過")
【実行結果】
0 秒経過 1 秒経過 2 秒経過 3 秒経過 4 秒経過 5 秒経過
時計の秒針のように、1秒おきにprint文が実行されているのが確認できたかと思います。
もし1日単位などでプログラムを実行したい場合には、その経過時間を秒単位に直せば大丈夫です。逆にミリ秒単位などの細かいオーダーの時にはミリ秒を秒に変換して引数に与える必要があります。
例えば、3ミリ秒ごとに実行したい場合でしたら、time.sleep(0.003)などとすれば良いわけです。非常にシンプルで簡単ですね。
まとめ
この記事では一定間隔で処理を実行する方法について解説しました。
timeモジュールを使いこなせるようになれば、プログラムの実行が効率的に行えますので、是非習得しておきましょう。
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| 柴山真沙希（しばやままさき）
大手IT企業などでエンジニアとして2年ほど勤務した後、個人事業主としてプログラミングスクール「エンペサール」を経営。子供から大人まで幅広い層を対象にプログラミングを教えている。 得意言語はPython, HTML, CSSで、機械学習やデータ分析、スクレイピングなどが得意。サッカー観戦や読書が趣味である。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
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