Kotlinのcontainsメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Kotlinのcontainsメソッドの使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

初心者向けにKotlinの入門向けサイトをまとめた記事もありますので読んでみてください。

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Androidアプリ開発講座の内容をもとに作成しています。

 

目次

• containsメソッドの概要
• 実際に使ってみよう
• その他の類似メソッドの使い方
• まとめ

 

containsメソッドの概要

Kotlinで複数の要素を扱う際は、コレクションと呼ばれるListやMutableListなどのクラスを使用します。これらのコレクションには複数の要素を扱うための便利なメソッドが多く用意されています。そのメソッドの1つがcontainsです。

containsはコレクションに要素が含まれるか否かを判定するメソッドです。

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実際に使ってみよう

それでは実際にcontainsメソッドを使ってみましょう。ソースコードの入力と実行はKotlin Playgroundで行います。

Kotlin Playground

fun main() {
  val mylist = mutableListOf("apple", "banana", "orange")
  println(mylist.contains("apple"))
}

実行結果は以下のとおりです。コレクション mylist に要素 “apple” が含まれているため「mylist.contains(“apple”)」の結果は true となります。

true

 

その他の類似メソッドの使い方

類似のメソッドにcontainsAllがあります。containsAllはすべての要素が存在していたらtrueを返します。

fun main() {
  val mylist = mutableListOf("apple", "banana", "orange")
  println(mylist.containsAll(listOf("apple", "banana")))
}

実行結果は以下のとおりです。

true

“banana” を “grape” に変更してみましょう。

fun main() {
  val mylist = mutableListOf("apple", "banana", "orange")
  println(mylist.containsAll(listOf("apple", "grape")))
}

実行結果は以下のとおり false となります。

false

この他にもコレクションにはすべての要素が条件を満たすか判定するallメソッド、いづれかの要素が条件を満たすか判定するanyメソッド、コレクションが空かどうかを判定するisEmptyメソッドなど便利なメソッドが多く用意されています。

詳しくは公式サイトを参考にしてください(英語)。

Kotlin – collection

まとめ

今回の記事ではcontainsメソッドについて学習しました。

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア。 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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