Pythonで時刻を表示する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonで時刻を表示する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。

Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

目次

1. datetimeモジュールとは
2. 時刻を表示する方法
3. 実際に書いてみよう
4. まとめ

 

datetimeモジュールとは

Pythonで日付や時刻を扱う際に利用するのがdatetimeモジュールです。例えば現在日時を表示するには以下のように記述します。

import datetime

now = datetime.datetime.now()
print(now)

実行結果は以下のとおりです。結果は実行日時により異なります。

2020-04-17 17:33:01.062002

現在日時を保持している変数nowの型を確認してみましょう。

type(now)

実行結果は以下のとおりです。datetime 型であることが分かります。

datetime.datetime

datetime について、詳しくは公式サイトも参考にしてください。

datetime — 基本的な日付型および時間型

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時刻を表示する方法

datetimeからは年月日時分秒、ミリ秒をそれぞれ以下のように取り出すことができます。まとめて確認しましょう。

print(now.year)
print(now.month)
print(now.day)
print(now.hour)
print(now.minute)
print(now.second)
print(now.microsecond)

実行結果は以下のとおりです。

2020
4
17
17
33
1
62002

また日付を取得するには datetime.date()関数、時刻を取得するには datetime.time()関数を使用します。

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、datetime.date()関数とdatetime.time()関数の使い方を確認します。

print(now.date())
print(now.time())

実行結果は以下のとおりです。

2020-04-17
17:33:01.062002

datetime.time() 関数で取得した時刻には、時分秒、ミリ秒の情報が格納されています。取り出して確認してみましょう。

t = now.time()
print(t.hour)
print(t.minute)
print(t.second)
print(t.microsecond)

実行結果は以下のとおりです。

17
33
1
62002

任意の時刻を定義するにはdatetime.time()に引数を指定します。

t = datetime.time(10,15,24)
print(t)
print(t.hour)
print(t.minute)
print(t.second)
print(t.microsecond)

実行結果は以下のとおりです。

10:15:24
10
15
24
0

 

まとめ

今回の記事ではPythonで時刻を表示する方法を学習しました。

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア。 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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