Pythonのinterpreterについて現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonのinterpreterについて、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

目次

• interpreterとは
• Pythonでinterpreterを起動する方法
• Pythonの主なinterpreter
• まとめ

 

interpreterとは

呼び方は、「インタプリタ」と呼びます。このインタプリタは、「解釈者・通訳者」と言った意味があります。

簡単に言うと「私たち人間が書いたソースコードを一行ずつ機械語に変換して実行してくれるプログラム」です。

インタプリタは、プログラムを実行する手段の一つです。

プログラムを実行する他の手段として良く知られているのは、「コンパイラ」と呼ばれるものです。

「コンパイラ」は、機械語に一括変換してからプログラムを実行しますが「インタプリタ」は、一行ずつ機械語に変換して実行するためエラーの特定がしやすい点や動きを確認しながらプログラムを実行できるというメリットがあります。

少し、インタプリタのイメージがしにくいと思いますが「機械が、私たち人間の書いたソースコードを理解するための手段の一つ」というイメージを持つと良いです。
 

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Pythonでinterpreterを起動する方法

今回は、良く使われているCPythonでの起動方法を解説します。

CPythonは、公式サイトからPython3.x系をインストールしたあとにコマンドプロンプトやターミナルから呼び出せるインタプリタです。

Pythonは、2.x系と3.x系という二つの種類のバージョンがあります。

2.x系と3.x系の二つともインストールされている場合はpythonとpython3というコマンドでインタプリタを区別します。(3.x系のみのインストールの場合などは、pythonコマンドでもインタプリタを使用できます）

今回は二つのバージョンが入った環境上という想定でCPythonのファイル入力と対話モードでの起動方法を実践します。

以下のようなファイルがあるとします。

sample.py

print('Hello World')

起動方法（ファイル入力）

$ python3 sample.py

実行結果（ファイル入力）

Hello World

起動方法（対話モード）

$ python3

$ >>> print('Hello World')

実行結果（対話モード）

Hello World

 

Pythonの主なinterpreter

CPython

公式サイトからPython3.x系をインストールすると標準で使えるようになるインタプリタ。

標準で使えるため、一番良く使われているインタプリタです。
 

PyPy

CPythonでの動作を高速化する際に、もっとも使用されるインタプリタ。

このインタプリタを使うことで、高速実行が可能になるが、全ての処理が高速化されるわけではない。
 

まとめ

今回は、インタプリタについての解説や一番良く使われているCPythonでの起動方法を解説しました。

Pythonのインタプリタは、この他にも色々作成されています。PyPyは、動作の高速化も期待できるので、ぜひ使ってみてください。
 

監修してくれたメンター

土井友裕（どいともひろ） 社内エンジニアとして、活動をしています。 扱えるプログラミング言語は、Python、Ruby、Dart(Flutter)、C# 、Java…他 など幅広く経験しております。開発実績としては、大手医療機器メーカーのWEBシステムの開発に従事しておりました。

 

 

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