JavaScriptのインクリメント演算子について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのインクリメント演算子について現役エンジニアが解説しています。対象の数値を1つ増やす演算子であるインクリメント演算子について解説します。インクリメント演算子を使うケースや書き方、使い方について説明します。
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JavaScriptのインクリメント演算子について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptのインクリメント演算子について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
インクリメント演算子(++)とは
対象の値を1追加する演算子です。
繰り返しをおこなうループ処理などで、1ずつ増やすようなときに使うことが多いです。1ずつ増やす処理のことをインクリメントと呼び、その処理を行うのがインクリメント演算子です。
また、反対に1ずつ減らすのはデクリメントと言います。
記述は–と書きます。1を足すか引くかの違いだけで、使い方は同じなので合わせて覚えるのがおすすめです。
インクリメント演算子(++)の使い方
数値を格納した変数の前、または後ろに++と記述することで使えます。
変数に格納するような場合には、前に記述するのと後ろに記述するのでは結果が異なるので注意してください。
下記のように前に++を記述した場合は、1つ増やしてから代入されるのでaddValueとbaseValueのどちらも1になります。
let baseValue = 0; let addValue = ++baseValue;
インクリメント演算子を使わない場合は、下記のような記述になります。
処理結果は同じですが、インクリメント演算子を使った方が記述が短く楽です。
let baseValue = 0; baseValue = baseValue + 1; let addValue = baseValue;
下記のように後ろに++を記述した場合は、代入してから1つ増やすのでaddValueは0、baseValueは1となります。
let baseValue = 0; let addValue = baseValue++;
インクリメント演算子を利用して数値を足し上げてみよう
10回のループの中でインクリメントを使って数を足してみます。
totalという名前の変数に初期値として0を設定しています。
let total = 0; for(let i = 0; i < 10; i++){ total++; } console.log(total); //10
forループの数をカウントする変数iがインクリメントで1ずつ増えています。その中でtotalという変数がインクリメントで1ずつ増えています。
ループが終わると10回1が追加されtotalは10になります。
まとめ
インクリメント演算子を使い方を紹介しました。
プログラムでは1ずつ増やしたり減らしたりする処理は、使う機会も多いので覚えておくと便利です。冒頭で出てきたデクリメント演算子は、記述が–になるだけで使い方はインクリメント演算子と同じです。
筆者プロフィール
横山茂雄(よこやましげお)
フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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