繰り返し処理!Rubyでeachを使う方法【初心者向け】
Rubyで書くeachメソッドの使い方を解説します。eachメソッドはfor文同様繰り返し処理を行うメソッドで、配列や範囲オブジェクトで用意されているメソッドになります。ここではfor文と比較して説明していきます。
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Rubyのメソッドを使う方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
eachメソッドはfor文と同じく、配列または範囲オブジェクトの要素を繰り返し処理するときに使用するメソッドになります。
目次
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回はeachメソッドについて解説するよ。
田島メンター!!eachはどういったことをするんですか〜?
eachは指定したオブジェクト内の要素を順番に取り出して処理することができるものなんだ。
そうなんですね〜!
each文の書き方
eachメソッドの書き方を確認しましょう。
オブジェクト.each do |変数| 繰り返す処理 end
オブジェクトには配列または範囲オブジェクトを指定します。
変数は任意の変数名を指定します。
この変数にオブジェクトから取り出した要素が代入されて繰り返す処理が実行されます。
比較するために、for文の書き方も確認しましょう。
for 変数 in オブジェクト do 繰り返す処理 end
eachメソッドで記載したものをfor文で記載するとこのようになります。
例えばオブジェクトの部分に配列を入れると、その中の要素を順番に取り出して処理を行うんだ。
(1..10)みたいな、範囲オブジェクトも使えるんですか?
もちろん範囲オブジェクトで指定することもできるよ。
for文との違い
実際にeachメソッドとfor文でどのように異なるのか具体的なオブジェクト、変数、処理を書いて確認してみましょう。
配列を指定する
eachメソッド
[0,1,2,3].each do |num| puts num end
for文
for num in [0,1,2,3] do puts num end
範囲オブジェクトを指定する
eachメソッド
(0..3).each do |num| puts num end
for文
for num in (0..3) do puts num end
ここまで紹介した例では全て
0 1 2 3
という結果が出力されます。
書き方が異なるだけで同じような使い方ができるのが分かりますね。
実際に書いてみよう
それではeachメソッドを使って、1〜10を表示させるプログラムを書いてみましょう。
(1..10).each do |num| print("num = ") puts(num) end
実行結果
num = 1 num = 2 num = 3 num = 4 num = 5 num = 6 num = 7 num = 8 num = 9 num = 10
解説
まず(1..10)では範囲オブジェクトで1~10を指定しています。
範囲オブジェクトで指定した値から要素を一つずつ取り出し、変数numに代入します。
print(“num = “)で “num =” という文字列を出力します(printメソッドは改行されません)。
次にputs(num)で変数numの値を出力します。
上記の動作を1~10まで繰り返すため、上記のような実行結果が出力されます。
ちなみにこのプログラムをfor文で書くと、
for num in 1..10 do print("num = ") puts(num) end
となります。
eachメソッドもfor文も意味合いはほとんど変わりないので、他人のソースコードを見たときに、きちんとわかるようにしておきましょう。
範囲オブジェクトで指定した中の数値が順番に変数に格納され、それが文字列と一緒に出力されているね。
配列などを扱うときは、forより分かりやすいかもしれませんね。
配列内のすべての要素を対象とするときなどは確かに便利だね。状況に応じて使い分けよう。
分かりました。ありがとうございます!
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これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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