【どんな仕事をするのか!】マークアップエンジニアとは
プログラミング初心者向けにマークアップエンジニアとはどんな仕事をするのか、どんなスキルが必要なのか紹介しています。Web制作をする上で重要な役割になりますので、これからエンジニアを目指す人はぜひ知っておきましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
今回はWebサイトの制作に携わる職種のうち、マークアップエンジニアについて、その仕事内容とスキルについて紹介します。
「エンジニア」という職種だけでも、システムエンジニア、フロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニアなど数多く存在しています。これからエンジニアを目指そうと思っている人は、エンジニアだけでも数多くの種類があるということを知っておくと良いでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのWebディレクションオンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。
マークアップエンジニアとは
マークアップエンジニアは、Web制作業界における職種のひとつです。クライアントから受けた発注要件をベースに、制作するコンテンツの内容を理解し、HTML、CSSでのマークアップを行っていく職種です。
デザイン性とユーザビリティのバランスを取り、アクセシビリティや検索エンジン最適化などを考慮する、Webコンテンツを統合的にデザインしていくのが使命です。
マークアップエンジニアになる上で必要なスキル
HTML5・CSS3の知識
マークアップエンジニアは、Webサイト制作工程上、コーディングを担当します。
ですのでHMTL、CSSの知識は必須であり、一番基本となるスキルになります。
また、IE、Firefox、Chromeなど主力のブラウザでさえバグを抱える中、Webサイトの表示不具合が起こることが多々あります。マークアップエンジニアはこのような状況で「どの記述が表示不具合の原因になっているのか」「対処策はどのような記述か」などを判断できる、体系的なコーディングの知識が必要です。
プログラミングの基礎知識
JavaScriptやPHPの基礎知識は昨今マークアップエンジニアにとって必要な知識、スキルになっています。
簡易なJavaScriptは作れる程度のスキルを持つことが望ましく、PHPは知識としてしっかり把握しておかなければなりません。
業務として、実際に手を動かさなくても、効率よくプログラマーと連携をとることがWebサイト構築において一つのポイントになります。
この領域の知識があるのとないのでは、成果物に大きな差が出ると言われています。
ユーザビリティ・アクセシビリティデザインスキル
ユーザビリティやアクセシビリティに関するスキルセットはマークアップエンジニアにとって必須のスキル。
Webサイトのデザインがいくら良くても、それだけではクライアントのマーケティング目標をクリアできません。
ユーザーにとって使いやすいサイト・ページになっていて、Webサイトを閲覧しやすい状態に仕上げることがマークアップエンジニアに課せられた使命です。
また、アクセシビリティへの考慮も昨今のWebサイト制作では必須の要素です。目の不自由な人がアクセスしても音声読み上げソフトを利用した際にWebサイトの内容を理解できるようマークアップしていく必要があります。
SEOの知識
SEOの知識はマークアップエンジニアのマーケティング寄りの必須スキルです。
ユーザーが検索エンジンでキーワードを検索した際にWebサイトを上位表示させる策としてSEOは注目されています。
SEO対策としてマークアップ上やっていかなければならないこと、またSEO上やるべきでないマークアップを把握したうえでコーディングを進めていくことを把握したうえで業務を進めていくことが求められます。
以上、マークアップエンジニアとはどんな人、どんな仕事なのか紹介しました。
これからエンジニアを目指そうとしている人は、プログラミング学習サイトも合わせてご覧ください。HTML/CSSやPHPなど基本的なスキルを身につけることができるはずです。
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