本番で戸惑わないために!中途採用の面接攻略【役員面接編】
選考も大詰めとなる役員面接。企業の重役に直接アピールできる機会ですし、その企業の人となりをしっかり見極める良いチャンスです。陥りがちなミスや評価項目を確認し、万全な状態で役員面接へ向かいましょう。内定を勝ち取るために、参考にしてください。
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今回は転職活動の大一番。最終面接で戸惑わないためにポイントや、質問の例。そして最終面接では相応しくないNG回答例を紹介します。
最終面接を乗り切ることができれば、転職まで後一歩です。
ポイントをしっかりと押さえ自信を持って最終面接へ挑むためには事前の準備が大切です。最終面接に不安を抱く方は、ぜひ参考にしてみてください。
役員面接のポイント
多くの最終面接では、企業の役員や場合によっては代表が面接を実施します。
一次面接や二次面接では、応募者の経験やスキルが重要視されますが、最終面接では、経験やスキルはもちろんのこと、応募者の人間性や、熱意を見られます。
それは、これまでは現場の担当者やチーム、直近の目標にコミットできるかの確認だったことに対して、最終面接では、経営的な視点で中長期的な活躍とそのフィールドが自社にあるかを判断されるのです。
最終面接を上手に乗り越えるためには、役員や社長に対して、自分の人間性や、仕事に対する熱意を最大限に伝え投資する価値があると示す必要があるのです。
なお、最終面接に辿り着けば、採用は決まったものと勘違いされる方も多いですが、決してそのようなことはありません。
一説によると、最終面接の通過率は約30%から50%ほどと言われております。例え最終面接へ進んだとしても、採用は狭き門ですので、十分に意識して面接へ望むようにしましょう。
役員面接での質問の例
ここでは、最終面接でよくある質問をご紹介します。事前に質問の傾向を把握し、面接本番で慌てることがないようにしましょう。
(面接官)退職の理由を教えてください。 (応募者)業績悪化による事業縮小により退職いたしました。 業績を好転させられなかったのは、 私を含む社員一同の責任と遺憾に思っています。 しかし、今回の件を好機ととらえ、 自分自身、更に大きく飛躍したいと思い、 転職活動を行うことを決意いたしました。 (面接官)今日はどうやってここまで来ましたか? (応募者)JRを利用してお伺いしました。 自宅の最寄り駅はJR〇〇駅で徒歩10分ほどの距離になります。 (面接官)自分を将棋の駒に例えると何ですか? (応募者)角です。広い視野を持ち、 縦横無尽に躍動することにより、 幅広い業界へサービスの提供をしている 御社の役に立てると思っているからです。
退職の理由に関しては一次面接、二次面接と同様にネガティブな発言は控えるようにしましょう。
倒産による解雇や、事業縮小による退職は会社都合と判断され、マイナス評価にはなりません。会社までの通勤方法確認は、コミュニケーション能力を判断するために、比較的よく行われる質問です。
要点をしっかりとまとめて簡潔に伝えることがポイントです。最終面接では「将棋の駒に例えると?」など一風変わった質問もよく行われています。事前に回答を考えておいた方が良いでしょう。
これらの質問の多くはこれまで役員や代表が見てきた人材と照らし合わせ、見込みがあるか、突出する部分はないかなどを確認するものです。丁寧にしっかり答えるようにしましょう。
役員面接での回答NG例
最後に最終面接での回答NG例を紹介します。どうしても焦りが出る最終面接ではありますが、NGとなる回答をしてしまいがちです。
担当者の心象を大きく損なう可能性もありますので十分に注意するようにしましょう。
(面接官)内定が出たら必ず当社に入社しますか? (応募者)えーっと…。はい。 私の経験を最大限に発揮できるのは御社以外にないと思っています。 内定を頂ければ、必ず入社しようと考えています。 (面接官)当社は第1希望ですか? (応募者)えーっと…。はい。第1希望です。 (面接官)当社のどこに興味を持ちましたか? (応募者)特に調べていなかったので分かりません。 (面接官)当社以外にも面接は受けていますか? (応募者)はい。〇〇社と△△社の面接を受けております。
面接の場において「えーっと…」や「えー」と口籠ってしまうことは絶対に避けなくてはなりません。無言になるのも同様です。
口籠ったり、無言になってしまうと、面接官に対し「自信が無いのかもしれない」「嘘をついているのかな?」と余計な疑念を抱かせてしまいます。口癖になっている方も多いと思いますが、十分に注意するよう心がけましょう。
また「分からない」「調べていない」と言ったワードもNGです。例え本当に分からなかったとしても、別の言葉に置き換えて回答するようにしましょう。他社の面接状況を聞かれることも多々あります。
正直に答えることは大切ですが、ライバル企業の名前を次々に出されては面接官の心象も悪いでしょう。
「〇〇社、△△社の面接も受けていますが、この分野での成長速度は御社が一番だと思っておりますので、御社を第1志望としています。」など、相手企業を立てた回答をするよう心がけるといいでしょう。
まとめ
今回は、転職活動における最後の山場、最終面接について紹介しました。
企業の役員はもちろん、場合によっては社長による面接が行われる最終面接。
緊張する気持ちは分かりますが、よくある質問などを事前にしっかりとリサーチし、落ち着いて面接へ挑むことが重要です。ここまで来たら悔いを残さないように面接へ挑みましょう。
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